三木流「トータル・イクリプス」の評価は？

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは！！９２回目の連載になりました。今回はSANKYO製「パチスロ　マブラヴ　オルタネイティヴ　トータル・イクリプス」（納品4/17～）の評価です。このタイトルの原作はPCゲームで、そこから展開されてTVアニメ化もされているようです。

＜ボーナス＞
■スーパーBIG：300枚
■BIGボーナス：180枚
■REGボーナス：60枚

＜確率＆出玉率＞
■BIG確率　全設定共通：1/417
■REG確率　全設定共通：1/512
■ボーナス合成確率　全設定共通：1/230

■ART初当たり確率
設定①：1/626
設定②：1/597
設定③：1/562
設定④：1/509
設定⑤：1/469
設定⑥：1/425

■出玉率
設定①：96.5%
設定②：97.8%
設定③：99.7%
設定④：102.9%
設定⑤：106.2%
設定⑥：110.2%

＜通常時＞
■ベース：約 33G/50枚
■天井：ボーナス間999G
■スカーレットツインゾーン（CZ）
15G継続のART突入チャンスゾーン
ART突入率30％

＜ART＞
純増：1.5枚/G
STタイプの継続×セット数上乗せタイプ

■アタックオンベータ
擬似ボーナスの確率を決定するゾーン
確率は1/48～1/11の全15段階　最高継続：94.27％

■レッドシフトタイム（通常ART)
1セット：30G
ST型のART、擬似ボーナス当選で再セット

■電磁投射砲チャンス（ART中の擬似ボーナス）
20G継続
擬似ボーナス確率UPのチャンス
終了後は通常ARTが再スタート

■帝都燃ゆ（セット数上乗せ特化ゾーン）
突入確率1/4000、平均15ストック

＜感想＞
筐体は「インフィニットストラタス」と同様のドーナツビジョン全面液晶タイプ。液晶演出はいつものSANKYOクオリティで画質がよく無難な仕上がりでした。

スペックはA+ARTタイプですが、ARTがSTの確率変動タイプとなっています。ART中に擬似ボーナスを引ければARTが再セットされます。擬似ボーナスの確率は毎セット上がる可能性があり、いったん上がると下がりません。

また、ART中にリアルボーナスを引くとARTのレベルUP抽選が行われ、最高でレベル３に到達。ARTのレベルは擬似ボーナス確率に対応していて、レベルが上がればそれに応じて擬似ボーナス確率も上がります。上位レベルに滞在中にART抽選にハズレてもレベルが一段落下がるだけでART終了とはならず、下位レベルで再度ARTがスタートします。その仕組みによってレベルMAXまで到達すれば大連チャンを引き起こします。

ただ、レベルＵＰ自体が簡単には発生しないようで、２～３連で終わるか、大連チャンになるかという荒い出玉性能のようです。営業マンの話では、「ＩＳほどではないものの非常に辛くて利益が取れる」との話でしたが、「修羅の刻」のように出玉が噴く性能なので甘くて利益が取れない可能性もありそうです。

ARTの仕組みなどは新しく、評価できる内容ですが、パチスロユーザーにとって認知度が高いコンテンツではなく、最近のSANKYOの新台の結果も見ながら考慮したい機種です。GW前、入替自粛前に新台が欲しいホールはバラエティーで導入するなどでしょうか。

★今後の新台発売スケジュール（予定）★
3/21～バガナックルー（大都）
3/21～ゲッターマウス（アクロス）
3/21～ミラクル（ユニバーサル）
3/27～南国物語（オリンピア）
4/3～機動警察パトレイバー（北電子）
4/3～キングパルサー（山佐）
4/3～探偵歌劇ミルキィホームズ（ＤＡＸＥＬ）
4/10～プチマーメイド（北電子）
4/17～アステカ（ユニバーサル）
4/17～ストリートファイターⅣ（エンターライズ）
4/17～ニューチバリヨ（NET）
4/17～トータルイクリプス（SANKYO）
＊各機種、地域によって納期が異なるものがございます

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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。