三木流「まつりば」の評価は?

2015.12.19 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!80回目の連載になりました。今回はまつりば!(大都)納品2/7~の評価をしてみたいと思います。年明け2月に登場する大都のオリジナルキャラの新台。当たりやすさを特徴とした本機を早速、試打してきました。

 <ボーナス>
■BIGボーナス:約200枚
■REGボーナス:約80枚

<ボーナス確率>
■ボーナス&ART合算
設定①:1/107
設定②:1/104
設定③:1/101
設定④:1/97
設定⑤:1/93
設定⑥:1/89

 <通常時>
ベース:31G/50枚
コイン単価:2.6円(設定①)

<ART>
純増0.8枚/G
セット数上乗せタイプ

■祭ART(通常ART)
1セット30G
選べる演出が異なる3種類のART
①熱血祭:チャンス告知
②裏腹祭:完全告知
③別腹祭:最終告知

■祭バーニング(上位ART)
1セット30G
上乗せ確率1/6

■神頼みチャンス(大量上乗せ特化ゾーン)
最大15セット上乗せ

<感想>

筐体はサラリーマン番長と同じもので、各リールにはミニシャッターが搭載されています。キャラクターのデザインや筐体の雰囲気など、見た目は大都らしくなくKPEやSNKなどの雰囲気に似ています。液晶演出は可もなく不可もない感じです。各リールにはバチッと目という1確目が用意されていて、ボーナス中など狙わせる演出が発生し、見事止まれば、ARTや上乗せが確定します。この仕組み自体は、無双オロチの「中オロチ」に似ています。

スペックは純増0.8枚と少なく、ARTとボーナスの当たりの軽さを重視したスペックになっています。ARTはセット数上乗せのみで、上乗せの見せ方も淡白で飽きが早そうな印象です。セット数上乗せタイプでは、上乗せしすぎて内部的に何個貯まっているか分からない状態で、連チャンが続くときにドキドキ感が高まりますが、本機は貯まっている数が分かり易い仕様でその高揚感は無さそうです。

純増枚数が少ないARTタイプやA+ART機はキャラクターが良い台だけが過去にヒットしてきました。このオリジナルキャラで高稼働できるかどうかは市場の結果待ちといったところです。同じような純増枚数が1.0枚のセット数上乗せタイプで、本機の2週間後に「マジカルハロウィン5」が予定されており、同タイプなら間違いなくマジハロの方が実績があるのがネックです。販売台数は9000台ですが、争奪戦にはならないと予想します。大都のオリジナルキャラは、吉宗、番長と秘宝伝のイメージが強いので、このキャラはどうなるでしょうか。

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三木貴鎬

1972 年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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