三木流、シークレットハイビスカスの評価は?

2018.05.11 / 連載
【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー 第203回目
今回はパイオニア製「シークレットハイビスカス」(納品6/3~)の評価。パイオニアが25パイでハイビスカスを用いた告知機を発売する。ハナハナやジャグラーに割って入る新台となるのか、試打してきた。


<ボーナス>
■BIGボーナス:312枚
■REGボーナス:104枚

<確率&出玉率>
■BIG確率
設定①:1/286
設定②:1/281
設定③:1/271
設定④:1/263
設定⑤:1/251
設定⑥:1/239

■REG確率
設定①:1/428
設定②:1/362
設定③:1/339
設定④:1/291
設定⑤:1/276
設定⑥:1/239

■ボーナス合算確率
設定①:1/171
設定②:1/158
設定③:1/150
設定④:1/138
設定⑤:1/131
設定⑥:1/119

■出玉率
設定①:96.5%
設定②:98.4%
設定③:99.9%
設定④:103.2%
設定⑤:105.9%
設定⑥:110.1%


<通常時>
ベース:35~36G/50枚

ハイビスカスが点灯すればボーナス確定の完全告知機
告知タイミング
先告知:1/3
後告知:2/3

■プレミア演出(一部)
葉っぱだけ点灯
花びらだけ点灯
ステップアップ告知
違和感演出
デシマル告知
バウンドストップ


<感想>
本機はリール左側にマイジャグラーと同じような覗き窓が搭載され、その中のハイビスカスが光ればボーナスが確定する完全告知機。マイジャグラー同様、隣の台の人からはハイビスカスが光っていることが分からないプライベートな告知ランプとなっている(実際には隣から見ると、告知窓がぼんやりと赤くなっていて、何となく光っていることが分かるが)。

25Φのみの販売で、告知ランプのハイビスカスのサイズは小さく、点滅はせず、点灯するのみ、さらにボーナス告知は先光りが1/3、後光りが2/3とハナハナシリーズではなく、ジャグラーを意識した作り。

スペックはノーマルAタイプ、ボーナス枚数はBIG、REGともにマイジャグラーと同じ枚数。ボーナス確率もほぼ「マイジャグラーⅢ」と同じで、本機の方がわずかに甘い。つまり、本機はGOGOランプの位置を左にして、ハイビスカス絵柄に変更したパイオニアが作ったマイジャグラーなのである。

“パイオニアが作ったマイジャグラー”といえば響きは良いが、同じハイビスカスでもハナハナ好き客は、ハナハナらしさがなくなったことでどう反応するだろうか。結局、ジャグラー好き客は「マイジャグラー」を打つだろうと見ている。

さらに、本機の直後におそらく最新のマイジャグラーの販売が控えており、関連性は高いが、存在感はやや埋もれてしまう。ここは一長一短か。ノーマルAタイプはヒットすれば寿命が長いので、後追い導入でもまったく問題がない。実績があるジャグラー、ハナハナ以外のノーマルAタイプのトップ導入は見送るのがセオリーだ。地域性を考慮したりセオリーを破るのであればあるいは。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

著者プロフィール 三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に株式会社エスサポートを立ち上げ独立、経験を生かしてコンサルタントに転身する。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。info@slot-support.co.jp

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー 第196回目, シークレットハイビスカス, ジャグラー, ハナハナ, パイオニア, マイジャグラー