三木流、クレアの秘宝伝2の評価は?

2016.07.08 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 108回目になりました。今回は大都製「クレアの秘宝伝2」(納品8/21~)の評価です。前作から4年を経て最新作が登場。バラエティーで長寿となった前作でしたが、最新作はどうなのか試打してきました。

<ボーナス>
■BIG:304枚(MAX)
■REG:106枚

<ボーナス確率>
■BIG確率
設定①:1/299
設定②:(不明)
設定③:(不明)
設定④:(不明)
設定⑤:(不明)
設定⑥:1/232

■REG確率
設定①:1/364
設定②:(不明)
設定③:(不明)
設定④:(不明)
設定⑤:(不明)
設定⑥:1/232

■ボーナス合算確率
設定①:1/164
設定②:1/157
設定③:1/145
設定④:1/138
設定⑤:1/130
設定⑥:1/116

■出玉率
設定①:97.2%
設定②:98.7%
設定③:101.6%
設定④:106.1%
設定⑤:108.5%
設定⑥:114.6%

<通常時>
ベース:34G/50枚
天井:なし

<RT>
純増:0枚/G(現状維持タイプ)
BIG後、30G間のRTに突入(非完走型)

RTの演出は選べる7種類
①クレアの秘宝伝
②吉宗
③押忍!番長
④シェイクⅡ
⑤押忍!サラリーマン番長
⑥ギラギラ爺夏
⑦忍魂

<感想>
筐体は「秘宝伝 The Last」と同じもので、ピラミッド型の役物はなくなりました。通常時の演出は前作の良さを引き継いで、よく出来ています。レア役を引くと、そこから5G間のプチRTに突入することがあり、それが秘宝伝でお馴染みの高確率の演出となっています。

BIG スタート時に過去の大都の人気台7種類の中から演出を選択します。BIG中のBGMと演出が変化し、BIG後はRT30Gに突入。吉宗選択時はシャッター が閉まって高確率演出が、番長選択時なら特訓演出が始まります。そのRT中が懐かしく、打っていて楽しい出来でした。

ハナビでもRT中のリプレイハズシやボーナス当選時にBGMが止まる演出などが楽しめました。こういったボーナス後のRTでどう楽しませるかは、今後のノーマルAタイプの出来を左右する要因となりそうです。

スペックでは出玉率が気になります。設定6で114%とノーマルAタイプとしては高く、中間設定が生かしにくい出玉率となっています。前作がバラエティーコーナー以上の複数台で使い切れなかった要因がこの出玉率の高さで、設定を使いにくいスペックでした。

ただ、本機はBIG後のRTを搭載しているので低設定でも数珠連で瞬間的に出玉を伸ばすことができ、設定に依存しない出玉曲線となりそうな点はプラスです。

また前作は女性や年配層が好んで打ち、客層はバラエティーに富んでいて非常に良かったと思います。参考までに前作の某データ稼動平均は初週が19,934枚で、そこから2000枚ずつ毎週低下し、最終的には10,000枚~11,000枚で下げ止まりました。

総評としては、演出とRTの良さによって前作より進化している印象です。バラエティーコーナーには確実に導入しておきたい評価。自店のAタイプコーナーの戦略によっては最大4台程度まで試す価値はある出来でした。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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