マレーシア「ベルジャヤ」も日本カジノに関心

2014.11.04 / カジノ

10月30日、ブルームバーグによると、同社の取材を受けたマレーシアの巨大複合企業・ベルジャヤグループの創設者ビンセント・タンは日本や韓国のカジノ開発へ関心があることが分かった。

ベルジャヤグループは、マレーシアで不動産開発やホテルリゾート運営、小売、宝くじ販売などを幅広く展開する複合企業。現地では、セブンイレブンやスターバックスの運営権、マツダ車の営業権なども持つ。タン氏は以前からカジノ産業への参入に関心を示しており、現在日本や韓国でのカジノ開発に関するパートナー探しを行っているという。同氏によれば、ベルジャヤは沖縄に約40万平米の土地を所有しており、日本のカジノ関連法の整備後、この土地にカジノリゾートを建設したいと言う。

これまでマレーシアからは、カジノ運営の独占権を持つゲンティン社が日本進出の関心を示してきたが、タン氏の意思表明で同国からの新たな候補者が登場した。ベルジャヤは、以前からゲンティンに次ぐマレーシアでのカジノ運営権獲得にも動いているが、今のところ実現には至っていない。

※画像はベルジャヤグループが運営するリゾートホテル。同グループはマレーシアを初め、フィリピン、セイシェル、スリランカ、英国でもホテルを運営する
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