マスク不足にホール企業が立ち上がる

2020.04.01 / コラム

社長の決断は速かった。
遊技機生産ラインをマスク生産ラインへ転用することにしたのは1月末だった。

ホール企業がマスクの生産に乗り出している。

このことは、あまり知られていないが、...
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社長の決断は速かった。
遊技機生産ラインをマスク生産ラインへ転用することにしたのは1月末だった。

ホール企業がマスクの生産に乗り出している。

このことは、あまり知られていないが、超スピードでマスク製造機をいち早く購入して稼働を開始した。



1分間に365枚を生産できる。
1時間に2万1千9百枚。
1日に約52万枚。
月産約1500万枚。

対応サイズは、子供用から大人用まで、
長さ110ミリから185ミリまで、
幅55ミリから111ミリまで、
1ミリ単位で変更可能。

層は2層構造から7層構造まで。
抗菌で医療用まで生産可能である。

ホール企業は、4年前に倒産した遊技機メーカーの工場設備や家屋を全て買い取りしていたのが幸いする。将来ホール事業以外に、遊技機生産を視野に入れていたからだ。

今回のマスク生産は、この工場を活用した為に迅速な対応が出来た。

国内の産業用ロボット開発メーカーの知恵を借りる事で、生産ラインを立ち上げた。
一部は遊技機生産ラインを改造出来たのは、産業用ロボット開発メーカーの叡智のおかげだ。

生産ラインは、ほぼ無人化されていて、防塵設備も半導体工場並みである。

工場長は、ホールの店長を経験していた朴純姫(パク・スニ)さん38歳。以前、合繊メーカーの北レーヨン化学で生産管理をしていた経験から抜擢された。

朴工場長に話を聞いた。

生産ラインは無人。
袋から箱詰めまでも無人化されている為、衛生的な製品が可能になった。
毎分365枚は、世界最高枚数だそうだ。

商品名は「デルデルサージカルマスク」。
5枚入りから、10枚入り、30枚入りの生産を開始。4月中旬から国内のドラッグストアとパチンコ店で順次発売される予定だ。



パチンコ店向けには、大手景品問屋の協力によりホール向け専用商品7枚入りが景品用として供給される。現在大手ホール企業との契約を終え、7枚入りが玉125個(コイン25枚)で交換出来る。

ドラッグストアでは、10枚入りが想定価格498円(税別)。

他には、7層構造の医療用を医療機関と介護施設へ供給する。
当面医療用は、500万枚までは無料で配布する予定。

「デルデルサージカルマスク」は、当面は白色と水色のみ、6月からは7色展開を予定。
第2生産ラインも7月には完成するので、アメリカやヨーロッパへ輸出可能で、すでに海外の販売を専門商社のHinomoru Tradingが担当する。

朴工場長の悩みは、当面の原材料は確保しているが、秋口には無くなるので、原材料の確保と原材料費の価格急騰が悩みのタネとのこと。

最後に、マスク生産に乗り出したホール企業社長にインタビューをしたいところでしたが、ホール企業を前面に出したくないとの事でNGに。その代わりに、文章でコメントを頂いた。

「我々パチンコ業界は長年ネガテイブなイメージだったので、衛生的なマスク製造で日本の皆様に、このような形で恩返しをする事が出来るのが幸せです。『デルデルサージカルマスク』の販売を記念して4月1日から全国で無料配布キャンペーンを行います」

朴工場長は、「パチンコで心に潤いを!デルデルサージカルマスクで安心を!」をキャッチフレーズに頑張るそうだ。

経営学を専門にしている、京東大学経営学科教授でタレントの添舛教授によると、「目の付けどころが素晴らしい。新規事業を立ち上げるには間違いなく売れる製品を見極めること。マスクはこれから2年間は間違いなく売れる。あとは機能で差別化を出来るかだ。パチンコ店の多角経営を目指すならば、この視点が重要だ」と話す。

4月15日からホール近くの商店街から無料キャンペーンが始まる。

無料キャンペーンの問い合わせ先はこちらから。







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