マカオ「ギャラクシー」過去最高収益を記録

2014.08.22 / カジノ

8月19日、マカオで「ギャラクシー・マカオ」などを運営するギャラクシーエンターテイメントは2014年上半期の業績を発表し、売上が384億香港ドル(約5,080億円)で前年同期比25%増、純利益は60億香港ドル(約790億円)で29%増といずれも過去最高を記録した。

 今年の上半期はサッカーW杯や中国経済の減速など、マカオのカジノ企業にとってはマイナス要素が多かったが、ギャラクシーの幹部は業績発表の席上でマカオの安定成長に自信を示した。同社会長の呂志和は「6、7月はW杯の影響を受けたが業績は上昇傾向にある。マカオの娯楽施設は充実してきており、1~2ヶ月の落ち込みがあっても通年では安定した成長をするだろう」との見解を示した。また、呂会長の息子のフランシス・ルイ副会長は「カジノにおけるVIP市場、マス(一般)市場は、ともに充分な成長余力がある。中国は13億人という人口を持ち中間所得層も増えている」と今後のマカオの成長に自信を示した。

 コタイ地区にある同社の旗艦リゾート「ギャラクシー・マカオ」は、現在、第2期工事を進めており、今回の業績発表では予算、スケジュールともに予定通りに進捗していることを明らかにした。カジノの規模に関しては明らかにしなかったものの、来年中頃の第2期開業を目指して今年の年末に約8,000人を新たに雇用することを発表している。

 ※写真は「ギャラクシー・マカオ」と第2期工事の様子

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