フィリピン新興カジノ企業ブルームベリー社が黒字転換

2014.05.07 / カジノ

昨年、フィリピンのマニラで2番目の統合型リゾート(IR)となる「ソレイユリゾート&カジノ」を開業したブルームベリーリゾーツ社は、今年の第1四半期(1~3月)の純利益がプラスとなり、業績が大きく改善したことを発表した。同社は、昨年の同時期に約24億円の赤字を計上したが、昨年3月の「ソレイユリゾート&カジノ」の開業が大きく貢献し、開業1年を迎える今期は約33億円の黒字となった。


ブルームベリーリゾーツ社は、港湾事業の大物エンリケ・ラソンが率いるレジャー施設のデベロッパーで、ラスベガススタイルのIR「ソレイユリゾート&カジノ」を建設しカジノ事業に初めて参入した。昨年9月はカジノ運営で提携していたコンサルタント会社との契約を解除し、先行きを不安視する声もあったが、単独運営で黒字化に成功した。「ソレイユリゾート&カジノ」の収益のうち95.7%はカジノによるもので、レストランやホテルからの収益は3.9%。その他、小売りなどの部門はわずか0.4%。同社はこのカジノ偏重の収益構造を改善するために第2期拡張工事を発表している。この拡張工事には約257億円を投じ、300室の高級ブティックホテルや劇場の建設、またショップやレストラン、カジノの追加も予定している。

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