フィリピンカジノ好調/売上20%増加の見通し

2015.07.16 / カジノ

7月14日、ブルームバーグによると、フィリピンのカジノ公社・PAGCORの幹部は、2015年の同国のカジノ収入が前年比約20%増加する見通しを明らかにしたことが分かった。中国人VIP客のカジノ離れの影響でマカオやシンガポールが低迷するなか、統合型リゾートの整備を加速させるフィリピンのカジノは依然活況が続いているようだ。

PAGCORのクリスティーノ・ナギアット会長によれば、今年1~6月のカジノを含む賭博収入は約14億米ドル(約1,730億円)で前年から16%増加。年間収入は当初想定していた30億米ドルに到達する勢いだ。同氏は「フィリピンへの観光客は、様々な国・地域の人々がバランスよくミックスされている」とし、中国人観光客に過度に依存していない点を強調した。今年1~5月の外国人観光客数は223万人で8.2%増加。地域別シェアは全体の24.5%を占める韓国が首位。次いで米国、日本の順だ。中国人観光客のシェアは7.1%で4位となっている。

フィリピンでは、マニラ近郊の「エンターテイメント・シティ」で複数の統合型リゾートの整備が進められており、2013年にはブルームベリー社が「ソレアリゾート&カジノ」を開業。また今年2月にはマカオのメルコクラウン社が「シティオブドリームス・マニラ」を開業した。

※画像は「シティオブドリームス・マニラ」のカジノ

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