パチンコ依存症相談268件で20代が増加/RSN

2014.05.29 / ホール

5月22日に発行された、ぱちんこ依存問題相談機関「認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク」(西村直之代表/RSN)の会報誌「さくら通信」によると、本年4月中の電話相談件数が268件で、前月より36件多いことが分かった。

同誌は、大学生の春休み時期と重なった事から、前月に続き20代のコーラ−(電話相談者)が増えたとしつつも、時間の使い方、余暇の過ごし方といった点では定年退職者も同様の状況にあり、社会的な構造変化が背景要因にあるのではないかと指摘。相談内容に応じた紹介先は、医療機関が最多の38件、次いでギャンブラーズ・アノニマスなどが35件であった。

このほかのめり込んでいくさまざまな理由を事例紹介する「相談電話の向こうから」のコーナーでは「孤独感からパチンコを続けてしまう人」が相談ケースとして紹介された。

なお、RSNでは5月から東京・板橋区に東京事務所を開設。同事務所では関東近郊の問題あるユーザーの問題評価や、関係者の交流拠点として、少しずつ活動を展開していく予定で、現在ボランティアを募集している。

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