パチスロWIN NETが負債30億円で破産

2014.07.03

6月23日、帝国データバンクによると、パチスロ「メガミリオネア」のWIN NET TECHNOLOGY株式会社と関連の株式会社メテオが東京地裁で破産手続きを開始したことが分かった。破産管財人は安部祐志弁護士(電話03-3517-9200)。

同社はこれまで、萌え系コンテンツ「カナデのソラ」を含めて、ART「メガミリオネア」「大逆転」「ドリームJラッシュ」などを開発・販売してきた。帝国データバンクによると「当社は、2004年(平成16年)8月に設立。『メガミリオネア』など自社企画・開発の遊技機(パチスロ)のほか、他社製品の遊技機の販売を主体に、 ASPサービスとして、パチンコホール支援ソフトの企画、開発、また個人向けの携帯・WEBコンテンツ事業を展開。全国のパチンコホールへの直接販売のほ か、代理店などに販路を築き、2007年3月期には年売上高約44億2700万円を計上していた」。しかし、人気機種を有する大手メーカーが近年ホール囲い込みを強化し、不振を続けていたようだ。

東京の中堅ホール店長に話を聞いた。「大手メーカーさんは人気台を餌にして、〝それを買いたいなら、これもいっしょに買ってよ〟と営業してくるわけです。そうやって、ホールの年間入替予算をどんどん持って行く。でも、WIN NETさんはそれができなかったのでしょう。正直、SANYOの『海物語』みたいな大ヒット作もありませんでしたし。残念なニュースですが、正直そこまでビックリはしませんでした」

負債総額は30億円。5月20日に債権者から東京地裁へ破産を申し立てられていた。

※写真は同社ホームページ

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