セカンドブランドイメージは良く当たる店

2019.10.03 / コラム

訪日観光客効果で快進撃を続けるドン・キホーテは、店の形態によって呼び名が違う。例えば、MEGAドン・キホーテ。大型店ならMEGAを冠していると思われがちだが、ファミリー層をメインターゲットとし、食品や日用雑貨品などの生活必需品を強化した「生活密着型」の業態を指す。

一方、店舗数も少ないのであまり知られていない「ピカソ」は、ドン・キホーテ店舗のスタイルを凝縮させ、より地域に密着した品揃えで日常生活で利用しやすい店舗づくりを追求した小型店舗を指す。

では、普通のドン・キホーテというと、若年層をターゲットにした店舗で、それぞれの特色を出している。

ホール企業も小型店舗から、中規模、大型店を運営しているケースもあるが、ドン・キホーテのようにターゲットを絞り込むには店名を変える戦略もありだ。

つまり、本流から外れる営業形態を取る場合、同じ店名ではその内容が伝わりにくいので、店名も変えた方が新規客の獲得にもつながる可能性が高い。

ホール企業の目下の検討課題は全部新基準機に切り替わる過程で、いかに新規客を掘り起こすかだ。

出玉規制で1回の大当たり出玉は1500発に制限された。仮に等価交換では1回の大当たりで6000円になる。日報が推奨する2.5円交換では3750円だ。この違いは大きいことからあまり現実的ではない。

来年4月からはホールでの禁煙化もスタートする。これを新規客開拓のまたともないチャンスと各ホールは捉えている。

「新基準機に切り替わった時のお客さんの動向は全く読めていません。出玉を削られ、射幸性を落とした結果が、依存症というよりも今いるお客さんが辞めていくことを増やすようではシャレになりません。とにかく、新規客を増やさないことにはパチンコ業界に将来はありません。この店は良く当たる、良く連チャンすることを印象付けるには等価交換ではできません」(ホール関係者)

ホールとしては、「このホールは、良く回って、よく当たる、連チャンもする」という印象を新基準機で植え付けていかなければならない。

スタート、ベースを上げるといえば、「まだ釘を触ってるのか!」と言われる。スタートやベースを触らなくても設定付きパチンコなら設定で、「良く当たる」という体感をしてもらうことはできる。

設定だけでよく当たる店を印象付けるには、等価は論外。11割分岐程度でも設定はなかなか入れられない。30~36玉ぐらいの交換率を変えなければ設定4.5.6も使いづらい。

本流とはまったく違った交換率は、全く新しいセカンドブランドの方がホールとしてはやり易いし、ユーザーに対してもアピールしやすい。

よく当たる印象をセカンドブランドでイメージづけるこのやり方を是非。








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