スタッフに言い寄る客を出禁にしたが…「客じゃなかったらええのか」と反撃

2019.11.07 / コラム

これまでに客とホール従業員の恋愛ネタは何度か紹介してきた。今回は結論がでていないケースである。あなたが店長ならどう対処するか、ケーススタディだ。

40代の男性客が20歳の女性スタッフにラブレターを渡した。スタッフは家が近所と言うことで19歳の時からホールで働いているが、そのころから言い寄ってきてはいた。

スタッフはラブレターまでもらってすっかり迷惑している。40代でもカッコいい中年はいるが、全くさえない中年男なのでスタッフも恋愛感情も浮かばない、というものだ。

スタッフはアルバイトなので遠隔地のチェーン店へ異動させることもできない。これ以上しつこく迫るようではスタッフの身の安全にも関わる。ぐいぐい押してくるタイプだった。

堀北真希を落とした山本耕史はほぼストーカーアタックだった、と言われている。最初は嫌われていたが、直筆のラブレターは40通以上、飲みに誘って断られると、仕事場に突如現れたり、堀北のスケジュールを調べて同じ新幹線に乗っていたなど、猛アタックの結果ゴールインに漕ぎつけた。

それは俳優だからOKになったが、さえない中年男の熱意が空回りして、一歩間違えればストーカーにもなり兼ねない。

相手はお客さんだが店長は意を決してスタッフを守る方向に出た。

「スタッフは嫌がっています。これ以上しつこくつきまとうと出禁にさせていただきます」と客に告げた。

そこまで言えば諦めると店長は高をくくっていたが、その程度の忠告で客は動じることもなかった。

「この店の会員カードも返す。ここの客でなければいいのか!」と反撃してきた。

客と従業員の関係でなければ自由恋愛、という論理だが、相手は嫌がっている。確かに、押しの一手と言う手法もある。山本耕史のように押して、押して、押しまくればそのうち、相手の心も開く、と勘違いしているようだ。

店長は顧客一人を失う覚悟で忠告したが、予想外の展開に困った。

これ以上しつこく付きまとうようなら警察に相談するしかないが、店長は解決方法が分からなくなった。

さて、あなたが店長なら今回のケースをどう対処しますか? トラブル対処の会社マニュアルには解決方法が出ていますか?







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