シンガポール旅客数が過去5年で初の減少

2015.02.16 / カジノ

2月11日、シンガポール政府観光局(STB)は昨年の旅客数を発表し、昨年シンガポールを訪れた外国人は合計1,510万人で前年から3.1%減少したことが分かった。旅客数が減少したのは過去5年間で初めて。近隣国の通貨下落や中国の渡航規制などが影響したとみられている。

同国で最も多いインドネシアからの旅客数は、昨年1年間で約300万人と2%の減少。STBの分析では、インドネシア通貨ルピアの下落や昨年3月のマレーシア航空機の消息不明事故などが影響したとされる。対する2番目の旅客数の中国からは24%も減少し合計170万人。2013年に中国で行われたシンガポールへの格安ツアーの規制が影響を与えた。一方で、年間の観光収入は235億シンガポールドル(約2兆円)で前年から変化はなかった。中国人旅客の消費額が29%増加し、一人あたり1,600ドル(約14万円)を記録した。

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