シティオブドリームスがグランドオープン/マニラ

2015.02.12 / カジノ

2月2日、「シティオブドリームス・マニラ」がフィリピン・マニラ近郊で統合型リゾートの集積計画が進む「エンターテイメントシティ」でグランドオープンした。同施設は昨年12月に一部施設を一般開放していたが、今回は全ての施設を開業。当日は米国のR&Bシンガーのライブなどが催され、華々しいデビューを飾った。

「シティオブドリームス・マニラ」は、マカオでカジノリゾートを運営するメルコクラウン・エンターテイメントの現地子会社とフィリピンのSMグループとの合弁事業で、総投資額は10億米ドル以上にものぼる。約6.2ヘクタールの敷地に3つの高級ホテル、レストラン、ショッピング施設のほか、ナイトクラブやキッズ向け施設などを有する。カジノ施設は約380台のテーブルゲームと1700台のマシンゲームなどを備えている。

フィリピンのカジノ産業は急速な成長を見せており、10年以内にラスベガスを抜くとの声もある。2013年、エンターテイメントシティ内でひと足先に開業した「ソレアリゾート&カジノ」の昨年1~9月の総売上は前年比で2倍以上に増加している。こうした背景のなかで「シティオブドリームス・マニラ」は、成長著しいフィリピン市場に「最高のレジャーとエンターテイメント」を備えた新たなリゾートとしての役割を担う。メルコクラウン・エンターテイメントの共同会長ローレンス・ホーは記者会見で「シティオブドリームス・マニラは、今にエンターテイメント中心のレジャー観光地として、世界的なベンチマークになる」と自信を示している。

【画像】
1枚目/「シティオブドリームス・マニラ」の外観。建物中央に位置する「フォーチュンエッグ」の内部には高級ナイトクラブ「カオス」や高級ラウンジ「パンゲア」が入る
2枚目/カジノスペースは最大380台のテーブルと1,700台のスロットマシン、同じく1,700席の電子テーブルゲームを備える
3枚目/宿泊施設は日本人シェフ松久信幸氏のアジア初進出となる「ノブホテル」(321室/画像)や「クラウン・タワーズ」(254室)、「ハイアット」(365室)の3つの高級ホテルを揃える
4枚目/開業発表の記者会見を行うメルコクラウン・エンターテイメントの共同会長ローレンス・ホー氏(左)とジェームズ・パッカー氏(右)の両名

※画像提供:メルコクラウン(フィリピン)リゾート・コーポレーション

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