サンズが韓国でのIR建設に強い関心

2014.09.05 / カジノ

9月2日、韓国の聯合ニュースはラスベガス・サンズ幹部とのインタビューで同社が韓国国内にシンガポールスタイルのIRを建設する意向があることを明らかにした。ラスベガス・サンズが韓国でのカジノ付き統合型リゾート(IR)の建設に強い関心を示している。

ラスベガス・サンズの海外開発担当役員ジョージ・タナシェビッチは、次期のアジアでの開発計画として韓国の名を挙げた。「我々の産業、そして我が社にとって、韓国での開発は最高の機会と考えている。現在、我々のビジネスモデルを実践できる建設用地を探しているところだ」とし、ソウル市内の蚕室地区に巨大なMICE施設を持つカジノリゾートの建設を計画していることを明かした。

また、タナシェビッチ氏は、韓国人にカジノを開放することは、同社のビジネスモデルにとって重要な要素だと述べた。同社はシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」のような施設の建設を想定しているとし、カジノに関してもシンガポール同様、自国民から入場料を徴収するなどの「一定の制限」を設けるのが適当だろうとしている。現在、韓国では国内に17あるカジノのうち、ソウルから150キロ離れた「江原ランドカジノ」のみ韓国人にカジノの入場が許されており、その他はすべて外国人専用となっている。

※写真は来日時のジョージ・タナシェビッチ氏

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