【コラム】中小は来店動機こそ命!/CRAナカムラ

2020.02.26 / コラム

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若120
はい今週もやって参りました「CRAナカムラのぱちんこ泰然自若」のお時間でっす!

現在は盛岡を離れ、一旦仙台に戻っていろいろやってるワケですが、中小ホール経営者の方々はやはり、2021年1月末の旧基準機ジャッジメントデイがあと1年切ってる状況なので、そこまでのタイミングで事業打ち切りを検討している所がかなり多いですね。

こんな社会的不適合オッサンにも事業譲渡(やれるとこまでやって、その間は家賃だけ入れてくれたらいいよ的な)のお話が複数舞い込んでおります。もちろん数字を立て直して盛り返せば、そのまま展開していけるんで「人生一発逆転満塁ホームラン!」みたいな夢も見れる模様。そこで一番重要なのは、各店舗毎でまず2021年1月を乗り切るのに概算でいくら必要なのか?と、それを期日までに貯めれるのか?これに尽きる。

まぁ、それを現オーナーが諦めかけてるからこっちに話が来るんでしょうけど、場所的にも規模的にも、

( ゚Д゚)ん?コンセプト持ち直したらいけるでしょ!?

ってのが何店舗かありまして、そこから1店舗選んでやってみようかと思っております。

心情的は3店舗ほど行きたいんですけど、移動時間とかかけれる手間とか、自分がホールで走ることによるコスト削減を考えたら、まずは1店舗なのかなと。

ワタクシ自身、大手のような完全管理営業は嫌いだし、まわりのライバルに合わせた飛び道具乱発の変化球営業が信条。完全管理営業に押し込められたらクソの役にも立たない自信があるのは置いといて、大手ライバル店の劣化版店舗を作ろうとする中小という縮図からうまいこと道を外れて、独自路線で採算分岐点(2021年までの貯金含む)を超えていけると思われる店舗って、意外とあるんですよ、今手放されようとしてる店舗達の中にも。

要は正攻法で詰んでても、道はあるのよ。客の立場からして大手の劣化版にしか見えない店舗なんて、ここを乗り越えてもまたすぐ詰むから。中小には中小の生き残り方があるのよ。

( ゚Д゚)これ、ほんともったいない。

自分が何人か居れば、本当はもっと多く手を出したいんですけどね…。

とにもかくにも、経営を半ば諦めて「誰か家賃だけ入れてくれれば譲りたい」って考えてるオーナーさん、人の紹介ならできますんでご一報を。

ほんとね、規制が色々厳しくなって「店舗の色を出す」って事が難しいのは理解してますが、中小にとってはそれが生命線なのよ。客から見て「その店に行く理由」をどれだけ店が用意できるか、それは機械的な理由も人的な理由も含まれる。

中小は来店動機を作る事を最重要課題とすべきで、ライバル大手Aが海の新台を30台!大手Bが同じのを15台!ってやってる中で「ウチも2台!」って言ったところで何になる?それを求める客はAかBに行くだろうし、頑張って買った2台を打ってるのは店内移動した人でしょ?

1台40万として80万、天龍なら120台買えるぞ?wwどうせ店内満台になんかならないんだから、天龍40台入れて残りを貯金した方がよっぽど来店動機を作れてないかい?

今はSNS全盛期でもあるんだから、自然に「今ごろ天龍を40台入れる狂ったホール現る!」って宣伝にもなるよ、絶対ww

こういうのが決して全てではないけど、大手と共に生き残っていく中小なりの来店動機の作り方ってあるんだよ。頭の中が大手の劣化版店舗を作る事で凝り固まってると、もう先は無いように見えても…いろいろあるんですよ、ほんと。

じゃあそんなワケで、話が決まり次第「いろいろと」発表していきます!

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
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