【コラム】シゲキ的注目の新台「P弾球黙示録カイジ沼4 カイジVer.」/青山シゲキ

2020.02.19 / コラム

どもども、今週頭の注目機種といえば『地獄少女四』『蒼天の拳双龍』『カイジ沼4』の3つ。いずれも個人的には好きなシリーズなだけに、どれを紹介しよ?若干悩んだものの、ちょうど最近、動画サイトでアニメ「逆転無頼カイジ」を見ながら仕事をしているので、『カイジ沼4』に致しましょう。

ちなみにアニメの世界観の舞台である裏カジノ、実は1回だけ入ったことがあるんです。それは今から20年近く前のこと。当時担当していた女性パチンコライターのTさんに六本木に呼び出され、指定された雑居ビルに出向くとなぜか分厚い扉と、両脇には黒服を着た背の高い黒人さん。そして部屋の中に入るとバカラとルーレットのテーブルが置いてあり、なんていうか…うん、まごうことなき裏カジノじゃん!

わけのわからぬままTさんに「シゲちゃん、1万円出して!」と言われて従い、お酒が無料だというのでビールに口をつけたら再度、Tさんがやってきて「もう1万!」ですって。…。……。………とりあえずTさんの首根っこをひっつかんで外に連れ出そうとしたところ、どうやら裏カジノの黒服さんも彼女を持て余していたらしく、手伝ってくれて無事に退散。

裏カジノとギャンブル狂と黒服…リアルカイジの世界が垣間見れたのは良い経験に…なったのかなぁ?Tさんとはもう15年近く会っていないけど、きっと今頃は地下王国で強制労働しているかもしれません。

さて、高尾を代表するコンテンツである『カイジ』は、大きくは『カイジ』と『カイジ沼』に分類されますが、個人的に好きなのは後者。クルーンを中心とした演出がメインで、当初こそ「クルーンを液晶で表現するなんて嘘くさい&役モノファンをバカにしてるんじゃないの?」と思ったのですが、打ってみると何気にアツいんですよね。まあ実写を元に再現した玉の動きのクオリティーの高さも、さすがといったところでしょう。

基本スペック
・大当たり確率 1/319.6→1/69.4
・確変突入率 52%→94%(ST150回転)
・RUSH継続率 約85%
・電サポ 40or60or80or100or150回転
・払い出し出玉 520or1300個

スペックは高継続のV-STタイプで、ST突入時の継続率は約89%。ただしRUSH中の確変率は94%のため、トータルのRUSH継続率は約85%といった感じかな。そしてRUSH中の演出はまさに沼の本領発揮!

10R大当たりのほとんどがクルーンで決まるというもので、その派手さは『沼』シリーズ史上最高レベル。天使クルーンと悪魔クルーンがあり、前者は成功すれば10R確変&RUSH継続濃厚。後者は終穴に入ると10R確変or10R通常だけど、確変率が94%と高いことを考えれば確変の可能性も高く、たとえ悪魔でも決まれば嬉しいですね。ちなみにアタッシュケースが出ると4R確変濃厚です。

そして通常時は多彩な演出があるものの、キモは歴代沼リーチと実写沼リーチの2つで決まりです。前者はどの「沼」が選ばれるかによって期待度が激変し、「4」と「3」と「沼2」だと信頼度は10%以下ですが、それ以外だとチャンス。もしも「初代カイジ」なら信頼度は約59%と激アツでっせ!

それに対して実写沼リーチは発展した時点で約32%という高信頼度に加え、当たればRUSH突入濃厚。玉数や当たり穴の数、皿の色、傾斜など多彩なチャンスパターンで期待度が変化します。

さて、原稿を書くと実際に打ちたくなっちゃうのが私の悪いクセ。僥倖を求めて、ざわっとホールで一勝負してきましょう。ではまた次回です♪

■プロフィール
青山シゲキ
1991年、高校卒業後にパチンコにハマり、5年間のパチプロ生活を経て某パチンコ雑誌編集者へ。編集長として数百冊のパチンコ攻略誌を世に出す傍ら、パチンコ番組や漫画の監修、情報屋、新台コンサル、パチ台専門カメラマンなどなど、パチンコ業界の何でも屋として活躍中。現在47歳。

©福本伸行/講談社
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※掲載数値は編集部の独自調査によります。

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