【コラム】グランドオープンのハナシ。(前編)/CRAナカムラ

2019.11.14 / コラム

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若106
はい皆様ごきげんいかがでしょうかっ!CRAナカムラです。

今回は「お別れ決着編」の予定でしたが、グランドープンを控えているものでちょっとイレギュラーですが関連した「おもひで」を送ろうと思います。

今まで店側としてリニューアルオープンは何回も経験してるんですけど、グランドオープンには初めて携わって裏側の大変さってものを教え込まれているんですが、若かりし頃は客側でドキドキワクワクのグランドオープンを何回も体験させてもらいました。そんな話を今回は語らせてもらいましょう。K氏の続きはまた今度ね←あるかは不明。

高〇生の頃からパチンコを覚え、毎日学校に着いたらまず仲間達が持ち寄った新装開店チラシを吟味し、主に17~18時開店(当時は当たり前だった)に焦点を絞って授業終了後に駅で着替えてそのまま出陣or一旦家に帰って愛車のJOGやDIOで現地集合がデフォルト。当然新装が無い日も多く、そんな時はハネモノの甘い店の終了台狙い(死語)でセコセコと稼ぎ、勝ったら晩メシ奢りや「昼間は中が見えないオトナな自販機」に消えていくという、非常に微笑ましい青春時代を過ごしていた。

そんな中で、年に数回程度は行動範囲内にグランドオープンする店舗が出てきて、そこはもう最優先!折り込み広告で「グランドオープン」の文字を見つけた日にはもう、朝からずっとその話題だったね。

当時の事を説明すると、身分証明書の必要な事前会員なんて全く無く、グランドであろうがリニューアルであろうが、並び順でシャッターが開いた隙間から死ぬ気でほふく前進&猛ダッシュで突撃が当たり前。そう、まさにそこは戦場だったのだ。

個人的にも、当時の彼女にプレゼントされた腕時計が開店パニックで引きちぎられて行方不明になり、しばらく彼女に口きいてもらえなかったり、靴が右側だけ脱げて見つからなかったり(これはほんと不思議)、シャツのボタンが飛ぶのなんて日常茶飯事だった。打つ前からこういう試練があるのがパチンコ屋のグランドやリニューアルなもんだから、もう全員並び始めからギラギラしてるんですよ、マジで。やたらヤバそうな奴が開店直前に来て横入りってのも風物詩だったね…。そこでモメて殴り合いになってポリスメン召喚ってのも全然珍しくないんだ。ほんと今は抽選入場とかで平和になって女性でも並んだりしてるけど、当時はそんな事は有り得なかったね。

話を戻そう。年に数回程度のグランドオープン情報をGETし、沸き立つナカムラを含む青少年5人衆。場所は学校と同じ市でオープン時間は18時!まだ珍しい「CR機」も多数設置してあるらしいが、そこを狙うかどうか並びながら決めるべし。

(゚Д゚)授業終わったらそのまま並ぼうっ!

はい、これ以外の選択肢は無いよね。駅で着替えてそのまま現地入り。着いた時間は17時で開店まで1時間、当然もうわんさか並んでいるが、なんと言っても500台という超大型ホール(当時)なんで、メインどころは選べないだろうけど、何かには座れる感じ。そのままホール内を覗いて候補機種を決めたり、グダグダと時間が過ぎた開店10分前くらい。座ったり寝転んだりしてた連中が臨戦態勢に入り、スタッフも表に出てきて列を整理しようとし始める。ナカムラ達は後ろの方なんでまだノホホンとしてたんだが、最前列では毎回恒例の怖い人の横入り儀式が始まり、罵声怒声が飛び交い始めたが…なんか今回は規模が大きくなって収拾がつかなくなってるっぽい。

次回につづく。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
オリジナルサイトで読む