ゲンティン・シンガポール純利益43%減

2014.11.21 / カジノ

11月11日、シンガポールのカジノリゾート「リゾーツワールド・セントーサ」を運営するゲンティン・シンガポールは今年第3四半期の業績を発表し、純利益が前年比で43%減少したことが明らかとなった。

同期の純利益は1億2710万シンガポールドル(約114億円)で、開業直後の2010年第4四半期以来、最低の業績結果となった。業績不振はカジノのVIP部門の低迷が主な要因で、顧客の減少に加えてゲームの勝率が理論値を下回ったことなども影響した。一方、カジノ以外のノンゲーミング部門の訪問客数は、今年第2四半期と比較して10%程度上昇。リゾート内で運営する「ユニバーサルスタジオ」などのアトラクション事業は好調だった。また、ホテルの稼働率も95%の高稼働を維持した。

なお、同社が強く関心を示す日本のカジノ関連法の整備について、「(法整備の行方を)引き続き注視する」とともに、「状況を楽観的に見ており、日本の統合型リゾート導入の実現に向けサポートを続ける」との姿勢を示した。

※画像は「リゾーツワールド・セントーサ」と「ユニバーサルスタジオ・シンガポール」

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