カジノ関連で犯罪16%増加/マカオ

2015.02.06 / カジノ

2月4日、マカオ現地紙「マカオデイリータイムス」によると、昨年マカオで発生したカジノ関連の犯罪が約16%増加したことが分かった。現地司法警察局は、昨年中頃から続くカジノ産業の低迷が犯罪の増加の要因である可能性があると指摘している。

2月3日に年次会合を開いたマカオ司法警察局は、2014年に検挙したカジノ関連の犯罪は3,023件で一昨年よりも424件増加したと報告した。発生した事件のなかには、高利貸しや拉致監禁などカジノ内で起こったケースも多数で、そのほか電話やインターネットを通じた詐欺も増加した。司法警察局の周偉光(チャン・ワイクォン)局長は、カジノ産業が「調整期」に入り成長が停滞したことが犯罪増加に影響したほか、カジノ内でのパトロールおよび捜査を強化したことが検挙数の増加につながったと理由を説明した。なお周局長は今後、マネーロンダリングなどの重大犯罪を捜査する組織を司法警察内に新たに創設し、取締の強化を図る方針を明らかにしている。

※画像はメディアを交えて行った司法警察局の会合の模様
©Macao Government Information Bureau

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