カジノ収入減 12カ月連続を記録/マカオ

2015.06.02 / カジノ

6月1日、マカオ政府の博彩監査協調局によると、今年5月のカジノ収入が前年比37.1%減の203.5億マカオパタカ(約3,160億円)だったことが分かった。

カジノ収入の前年割れは12カ月連続を記録したが、前月の収入よりも約6%増加しており2カ月ぶりに200億マカオパタカを上回る結果となった。5月の運営企業6社のカジノ市場シェアは、サンズ・チャイナが26.5%で首位。カジノ運営軒数では最大のSJMホールディングスが21.5%と続いた。また、5月27日に新施設を開業したギャラクシー・エンターテイメントは18.5%と振るわなかった。

カジノ収入の下落が止まらないマカオだが、コタイ地区では今後数年間で新施設が相次いで開業する予定。運営各社はこれらの施設で飲食やショッピング、ショーなどの設備の拡充を図り、カジノ以外の部門に注力する方針を示している。

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