カジノ収入の下落率は今年後半にも改善/マカオ

2015.06.05 / カジノ

6月3日、マカオ現地メディア・マカオビジネスによれば、ギャラクシーエンターテイメント副会長の呂耀東(フランシス・ルイ)氏は香港メディアに対し、現在も続くカジノ成長率の大幅な下落は今年後半には回復するとの見通しを示した。

呂氏によれば最近の大幅な下落率は、カジノ収入が拡大していた昨年前半の実績と対比しているため顕著になっているとし、昨年の収入減少が始まった時期と重なることから6月以降は落ち着きを見せるだろうとの見解を示した。マカオのここ数カ月のカジノ収入は、2月の48.6%減をはじめ毎月30%台後半の下落率を記録しているが、昨年の同時期はマカオのカジノ史上最高の収入を記録した時期だった。

また、呂氏はカジノ以外のビジネスにも触れ、同社の今年のノンゲーミング部門の収入は2ケタ成長をするだろうとの見通しを語った。先月末に同社が開業した「ギャラクシー・マカオ」第2期と「ブロードウェイ・マカオ」では、新たに3つのホテルや200以上のショップ、120のレストランなどを新設している。

※画像は「ギャラクシー・マカオ」第2期の開業時にインタビューに応える呂耀東氏(中央)
※グラフはマカオのカジノ収入と成長率推移

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