アルバイト募集は時給競争から福利厚生充実へ

2019.07.20 / コラム

採用支援アベブの太田です。強力な売り手市場が続く中、各企業の時給推移については、前年度同月対比で、微減という結果が出ていますが、人材不足の深刻な業種では、年々時給推移が高くなってきています。

求人会社より、直近の業種別全国平均時給の集計が出ましたので、参考までに紹介します。

全国の平均時給1,028円 (2019.06)
(前月1,035円、前年同月1,032円)

【業種別/全国平均時給】
※ いずれも22時以降の深夜割増は含まない通常時給

○ カラオケ/漫画喫茶 = 947円
○ ゲーム/パチンコ = 1,226円
○ 設備スタッフ = 998円
○ ガソリンスタンド = 993円
○ キャンペーンPRスタッフ = 1,091円
○ 警備スタッフ = 1,093円
○ 店舗スタッフ = 945円
○ ホテル/トラベル = 995円
○ ブライダルスタッフ = 1,250円
○ その他サービス系 = 1,093円
○ エステ/マッサージ = 1,109円
○ 理容/美容 = 1,082円
○ 受付/フロント = 982円
○ ネイル/アイデザイナー = 986円
○ 新聞配達 = 1,250円
○ 配送/郵便/運転手 = 1,084円
○ 引越しスタッフ = 1,285円
○ 仕分/梱包/商品管理 = 1,045円
○ 清掃各種 = 1,026円
○ 製造工 = 1,095円
○ イベント設営/運搬 = 1,127円
○ フォークリフト = 1,192円
○ バーテンダー = 1,390円
○ レストラン = 990円
○ 厨房/キッチン = 965円
○ デリバリー = 1,071円
○ コンビニエンス = 927円
○ アパレル販売 = 966円
○ 携帯ショップ/家電販売 = 1,179円
○ フード販売 = 957円
○ レジ/包装 = 970円
○ その他販売系 = 971円
○ 受付/秘書 = 979円
○ 事務/アシスタント = 1,047円
○ コールセンター = 1,231円
○ その他オフィスワーク = 997円
○ 看護師 = 1,692円
○ 歯科助手/衛生士 = 1,171円
○ 福祉/介護/保育 = 1,211円
○ 薬剤師 = 2,036円
○ その他医療/福祉介護系 = 1,028円
○ デザイナー = 986円
○ WEBデザイナー = 1,148円
○ 編集/制作 = 1,156円
○ マスコミ = 1,801円
○ その他クリエイティブ系 = 1,174円
○ 家庭教師 = 1,400円
○ 塾講師 = 1,999円
○ その他講師/インストラクター系 = 1,015円
○ エンジニア = 1,680円
○ サポート = 1,163円
○ プログラマー = 1,351円
○ その他エンジニア/プログラマー系 = 1,045円
○ 建築/土木 = 1,190円
○ その他パワフルワーク系 = 939円
○ 営業/企画営業 = 1,186円
○ その他専門職/技術職 = 1,305円

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,085円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,022円、「東海エリア」が1,000円、「北海道エリア」が927円、「九州エリア」が920円。

また、時給競争とは別に、福利厚生を充実することで採用につなげる取り組みを行う企業が年々増加傾向にあります。

同時に採用基準の見直しを図る企業も増加傾向にあります。
(時給アップだけでは応募効果が低い結果を踏まえて)

【応募が上がっている企業の特徴】

○ シフトの融通が効く (週単位のシフトで休みをしっかり取れる/短時間選択可など)
○ 他社にない福利厚生がある (友達に自慢できる)
○ 身だしなみがある程度自由 (ネイル・ピアス・髪色など)
○ 仕事内容の割に時給が高い
○ 求人原稿に長期と記載がない (長期を希望していても縛りがあると応募しにくい)

年齢層ごとに、短期と長期の認識が異なり、20代で見た場合、3カ月以上は長期と認識。
30代以上で見た場合、3カ月は短期と認識する方が多い。

以上、長くなりましたが、応募を増やすためには、求職者と企業のミスマッチを減らす工夫が、最大のポイントと考えられます。





オリジナルサイトで読む