それでも前に進む

2020.05.15 / コラム

世の中の多くの人たちは善良で、矛盾したことを飲み込みながらしっかりと向き合っています。

しかし、一部(割合的には数%もいない)の単純な白黒思考で他人事の方たちの誹謗中傷によって世論は影響を受けてしまいます。

業界も休業要請から45条の適用まで行き、先週から日々社会の温度感が変わるという状況になっています。

ネット社会は自分のストレスや憂さ晴らしとして、反撃されないことをいいことに攻撃をしかける人間の愚かさが露呈します。

私たちの業界が攻撃されやすいのは今始まったことではないので、事実は事実と受け止めて、これからの行動や展開を悩みながらも考え、生き残りをかけて皆様と協力しながら進んでいきたいと思います。

さて、13の特定警戒都道府県は引き続き難しい状況に置かれていますが、7日から営業再開するお店もあり、休業する前とこれからの営業に関しては大きく変えていく必要があります。

新型コロナウィルスが終息したわけではないので、営業においては細心の注意と対策を実施しながら、今後のあらゆる状況を考慮して進めていくことになります。

入場に関するルール、営業におけるルール、清掃におけるルール、スタッフの社内ルール…など、これまで対策してきたことは継続しながらも、更に新型コロナウィルス対策を中心に、価値観の変化に合わせて(一歩先の)環境をより良くしていくことも欠かせません。(各都道府県でルールは決めているようですが)

3月頃に比べると、ここ1ヶ月半くらいで「うつらない、うつさない」ことへの意識も高まっています。意識が高まっているということは、気をつけてくださるお客様も増えるのですが、それだけお店に対して求める衛生環境レベルも高まるというものです。

余談ですが、当初「うつらないより、うつさない」という言葉が少し流行りました。

今後もこのような標語的なことが出てくると思いますが、初めから「うつらない、うつさない」が重要だったわけで、このような標語にだまされないようにしていきたいものです。

現段階では、県や地域によって一律の方向性ではないので、各県ごとに温度感の変化は異なりますが、いずれにしても営業を再開して生き残るためのことを徹底的に考えて準備をして実行していく必要があります。

資金繰りの問題から、必要経費の見直し、世論や社会を無視したことはできないので、それらを踏まえた営業の仕方などなど、問題は山積みですがしっかりと準備をして進めていくしかありません。

こんな状況で半年先の営業や経営計画の数字を組むことは難しいのですが、それでも数字で物事を把握していくことが現段階ではとても重要です。

仮説の数字になりますが、自店や自社の数字がどうなるかで、今後の実施施策が変わります。

例えば、コロナ前の『80%・60%・40%』の稼動状況から数字を組み立てた場合、自社では何をやっていけるか?ということの想定です。

もちろん、今を乗り越えていくことが最重要ですが、乗り越える前提で先を考えることも大切です。

とにかく、がんばりましょう!(今はこれしか言えません)







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