え、部下を使用人のようにこき使う上司?

2018.11.26 / 連載

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第80回「上司からおつかいを頼まれた時の対処法」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日はこんなお悩みが届いています。

Q、上司が部下に対して私用を頼み過ぎていることに違和感を感じます。私は頼まれていないのですが、先輩が上司の私用にばかり駆り出されていて、いずれ私も…と思うと憂鬱です。会社員として働いていく以上、仕方のないこと・当たり前のことなのでしょうか?(20代・女性・一般)

A、部下を使用人のように扱っている人、たまにいますよね。そんなのは仕方なくも当たり前でもありません。

上司の仕事は「部下のパフォーマンスを上げること」です。それが店舗や部署、会社としてのパフォーマンスの向上につながります。それなのに部下に私用ばかりを頼むということは、部下のパフォーマンスを下げているのと同じ。しかしそういう上司に限って、部下の時間を奪っている自覚がないことがほとんどです。

また、悪気がないことも多いのです。自分もそうしてきたから。部下のことを信頼しているから。気を許しているから。部下のことが好きだから。そんな理由や感情から私用を頼んでいる人も少なくありません。しかしそれで部下の休憩や休日が丸潰れ…という状況が多いのもまた事実。そんな先輩を見ていて憂鬱になるのは当然のことです。

昔はそれが当たり前だったのかもしれません。それで良かったし、それが良かったのかもしれません。しかし、今は昔とは違います。特に若手社員は仕事とプライベートの線引きをしっかりしている人が多いとも言われています。

ダイヤモンド・オンラインとジーリサーチによる、「20代と40代の職場での世代間ギャップについて」のアンケート調査では「仕事とプライベートの優先度」に対するギャップを感じる20代は34%という結果が出ています。

しかし、ついででおつかいなどを頼むこともあると思います。どうしても部下に頼みたい私用があるかもしれません。そんな時は、きちんと謝罪や感謝の気持ちを伝えることが大切です。

やってくれたことに対して謝罪や感謝の気持ちがなかったり、当然のように受け取られると部下の不満は蓄積していきます。度を超すとパワハラで訴えられる可能性もありますので、心当たりのある上司の方は気を付けてくださいね。

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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