【連載】週刊でちゃう! 激裏レポート第4回

2014.05.22 / 連載

でちゃう! 編集部の日常業務(中級編)

「でちゃう!」 機種ページ校了までの道のりに迫る!

編集部員のジャスティです。

前回のコラムでお伝えしたとおり、今回から「でちゃう!」編集部の業務内容についてお伝えしていきます。初回は、「機種班」の作業内容についてみていきましょう。正直なところ、業界用語を交えて堅苦しく説明するつもりはありませんので、どのような感じで作られているのかを雰囲気で察していただければ幸いです。

機種班の業務は、「でちゃう!」本誌やWEBサイトの機種攻略ページ作成がメインとなっております。ざっくり流れを示すと次のようになります。〈会議にて掲載機種を決定→メーカー(ホール)への取材&試打→データ&資料のまとめ→ページ作成〉といった段取りで、ページ作りがはじまっていきます。

取材データや資料をまとめた後、設定差の大きい要素や当該機種で注目すべきポイントをピックアップし、ページを作成します。ちなみに余談ですが、字の汚さで最も定評があるのが我らが髭原人です(写真1枚目)。ご覧いただければ一目瞭然。まったく読めません! 「髭語」と呼ばれるこの暗号を解読できる者がいらっしゃいましたら、ぜひとも編集部までご一報いただきたいところです。

掲載内容選定後は、パソコンで「ラフ(写真2枚目)」と呼ばれる簡単なページ構成を作成し、デザイン担当者にページ作りを依頼します。これは、編集者からデザイン担当者に渡す指示書のようなもので、このラフを元に文字の加工や画像のはめ込みなどが行なわれ、ページのデザインが完成します。

ページ完成後は、デザインのチェック及び原稿の書き込みを行います。ラフで指示した通りにページが構成されているかを確認し、指定された文字数で原稿を作成します。その後は、誤字脱字や表現の間違えがないように念入りに修正を繰り返します。

最終的にすべての修正が完了したページ(写真3枚目)を、機種班のラスボスである「こしあん(役職:主任)」に確認してもらいます。通称「あんころチェック」と言われるこの最終確認は、萌え系機種になるとページの内容をすべて覚えようとするため、チェックにやたらと時間を要するという難点があります。その後、こしあんがOKのジャッジを下せば、お偉いさんの方々のカットイン(口出し)が入らない限り、ページ入稿となります。

ということで、このような流れで「でちゃう!」の機種ページが完成します。次回はホール取材に関する内容をお伝えしてきますので、もう長らくのお付き合いをお願いします。

次回は5月29日(木)の掲載予定です。

こしあん, でちゃう!, ジャグラー, 髭原人