【水曜】第92回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2016.02.02 / 連載

第92回 沖縄へ一人慰安バカンス

ありがたいことに年末年始からそこそこ忙しく、でも仕事ばかりしていたら煮詰まってしまい、諸々ひと段落した時点で遅めの冬休みを取ることに。さてどこへ行こうかなとネットを見ていたら、LCCを使えば沖縄往復が1万5千円くらいなんですね。以前なら数カ月前から計画を立てての早割り航空券でも、ざっと2万円以上。それがわずか数日後の出発でもこの値段でいけるというのは、LCC様々です。パチンコ業界にもLCC的ななにか…、と上手いことを書こうかと思いましたが、残念ながら何も思い浮かばず。低貸がそれにあたるのかなとは思いますが、LCCのように高くなり過ぎた敷居を下げるまでには至らないのかなと。

それはさておき、3年ぶりの沖縄。予定なんかなにもなく、沖縄メシを食べて、借りたバイクでツーリングして、適当なホールに入るというのがいつもの筆者の沖縄旅行。一人旅だし沖縄はリピートしまくりのため、いわゆる観光地はすべてキャンセル。地元民の休日みたいな過ごし方をするのみ。それでも沖縄のホールは、やっぱりイイんですよ。沖スロホールの主役で、しかも本土にはほとんどない「トリプルクラウン」という文化が出来上がっていて、これを打つと沖縄に来たんだと実感させられる。かつては地方によってホールに特色がありましたが、大手チェーンが全国展開する中で、そのような色がどんどん失われてしまいました。それは悪いことではなく時代の衰勢であるのは間違いないですが、やはりその土地土地に固有の文化があるように、ホールにだってそれがあっても良いのではないかなと。沖縄のホール、実は本土資本だったりしますが、そこが本土のやり方ではなく沖縄に合わせたやり方をしているのは見習うべきなんじゃないかなと。

地域密着をうたいながら、その言葉が空回りしているホールが多い中、沖縄のホールは確かに地域に密着しています。ホール付随の食事屋もちゃんと沖縄のソウルフードを提供しているし、どこもしっかりと美味しくてパチンコやパチスロをやらない人が利用している姿も。筆者は沖縄に来るたびに移住したいなという気持ちになりますが、それは暖かいからとか海が綺麗とかはもちろんですが、沖縄のホールが居心地が良いからという理由も少なからずあったりします。そしてファン人口拡大のヒントは、沖縄のホールにあるんじゃないかなとも思ったりもするんです。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵(きなくさぞう)

学生時代にパチンコ・ パチスロの魅力に取りつかれて、はや30年以上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるずると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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