【水曜】第55回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

第55回　大阪の話は無縁ではない

橋下大阪市長知事が進めてきた大阪都構想が廃案となりました。横浜市民である筆者は対岸のなんとやらという感じでこの結果を見ていましたが、その 結果、政治家を完全に引退するというのは色々な動きにつながりそうです。なにしろ大阪カジノを積極的に推進してきたのは橋下氏ですから、引退する ことによる影響は決して少なくないはずです。

ところでつい先日、橋下氏の大学時代の友人が某メーカーの役員になりました。弁護士にして大阪市の教育長という華々しい経歴のある方で、当然なが らかなりの実力者なんでしょう。パワハラで批判され教育長を辞任したという過去があっても、きっとそんな素晴らしい方ですから真実は別にあるんでしょうし、だからこそ橋下氏が政治家を引退しようがしまいが関係ないのではと存じます。

話が逸れましたが、東京カジノが知事が変わったこと、また推進していた石原氏が引退したことでで一気にトーンダウンしたのと同様、橋下氏の引退に よって大阪カジノもそうなることも予想されます。やりたいと手を上げている自治体はたくさんありますが、明文化されていなければ口約束に過ぎず、これは日本におけるカジノ解禁も全く同じ。いつの間にか既成事実化している感が強いですが、現時点では何も法制化されて いませんし、何の担保もありません。カジノ大好きな筆者としては半日かけてマカオへ行けばいいや（また6月に行って来ます)と思っていますので、 現在のカジノ議論については利権争いをリアルタイムで観察できて興味深いくらいの感じですが、推進派の政界引退でまたひと波乱ありそう。今後のカ ジノ論議の行く末から、はますます目が離せそうもありませんね。

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パチンコ・パチスロライター　喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと（やっと）覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年１回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス：kusazo@yahoo.co.jp