【木曜】週刊でちゃう! 激裏レポート第30回

2014.11.21 / 連載

ホールがもっとも力を入れている機種とは?

今回で記念すべき30回目の連載となりました当コラム。一応、連載は半月の予定だったんですが、終了のお知らせは一切なし。これは好評(?)のためまだまだ続くということで、今回は「でちゃう!」編集部が独自に行なった、全国のホール様を対象にしたアンケートの結果についてひも解いていきたいと思います。中でも、皆様がもっとも興味あるであろう「設定配分」についてみていきましょう。エリアによって「ジャグラー」シリーズが主流だったり、「ハナハナ」が台頭していたりと看板機種はまちまちではありますが、極論を言うと行き着く先はどのホール様も同じであるように見受けられました。

【ズバリ!今もっとも設定を入れている機種は!?】

●1位:ハナハナシリーズ(平均設定:2.2) 設定1:49.4% 設定2:24.3% 設定3:3.4% 設定4:9.3% 設定5:6.1% 設定6:7.4%

●2位:ジャグラーシリーズ(平均設定:1.8) 設定1:57.9% 設定2:24.3% 設定3:2.4% 設定4:8.8% 設定5:3.4% 設定6:2.7%

●3位:アナザーゴッドハーデス(平均設定:1.6) 設定1:66.6% 設定2:20.8% 設定3:4.7% 設定4:3.9% 設定5:1.9% 設定6:2.1%

●4位:スーパービンゴネオ(平均設定:1.5) 設定1:70.3% 設定2:16.5% 設定3:6.5% 設定4:3.5% 設定5:1.6% 設定6:1.6%

●5位:押忍!サラリーマン番長(平均設定:1.4) 設定1:65.5% 設定2:22.6% 設定3:1.3% 設定4:4.4% 設定5:2.6% 設定6:3.6%

「でちゃう!」編集部調べ

ということで、全国的にも設置台数が多い、「ジャグラー」「ハナハナ」の2大タイトルの設定配分が良いという結果になりました。現状ではノーマルタイプがアツいということになりますが、その結果から以下のことが推測されます。

① 内規改正の影響から、AT機からノーマルタイプ育成にシフトしたホール様が多数 ②「 ジャグラー」や「ハナハナ」は設定4を見せ台として使う場合が多い ③ AT機に関しては設定1が辛すぎるため、割を調整するために設定2以上を使用しているパターンが多い。 ④ 設定の偶奇で挙動が異なる機種には、特定の日には稼働アップの狙いで設定2を使用する場合も多数あり ⑤ 「設置台数が多い」、または「最近導入された」以外のAT機は、ベタピン(設定1)である可能性が極めて高い。

なかには、全32台の「ハナハナ」シリーズを全台設定4で放置しているというホールもありました。目押しがままならない年配層が多い地域では、1週間放置しても利益が取れるのだとか。跳ねる日もあれば沈む日もあったり、グラフや履歴の面でもほどよくメリハリな感じになるとのことです。ともあれ、今後はさらにノーマルタイプに設定を投入するホールが増え、AT・ART機の設定状況がかなり悪くなることが予想されます。ビッグタイトルの機械が予定されていない今こそが、設置機種の見直しや設定配分テコ入れのチャンスではないでしょうか。今後、中古機の価格もさらに上昇することが予想されるので、早めに対策を立てる必要がありそうです。

次回は11月27日(木)更新予定です。

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