「釘曲げ」検査は猶予期間6カ月

2015.05.21 / ホール

5月20日、遊技産業健全化推進機構はホームページ上に遊技機性能調査の詳細を掲載した。

健全化推進機構ホームページ「遊技機性能調査の実施について」

警察庁の行政講話を受けて行われる、いわゆる「釘曲げ」検査について、同機構の立入検査実施要綱を5月13日付けで改正すると同時に、同日付けで 新たに遊技機性能調査実施規程が定められた。対象になるのは「誓約書」を提出しているホールで、遊技機性能調査においては検査 員はこれまでのような制服(青いジャンパー)を着用せず、また機構検査部の検査要員が調査に伺ったことを対象ホールに一切伝えない覆面調査形式でパチンコ及びパチスロを実際に試打し、そのデータを収集することで不正改造の疑いがあるのか否かの判断を行う。

遊技機性能調査は6月1日より開始され、猶予期間として半年間はデータを収集するのみで、異常が確認された場合においても行政通報等は 行わない予定。ただし、あまりにも悪質なケースでは各都道府県警察の担当部署に個別に相談する場合もあるとしている。

なお、遊技機性能調査において収集するデータは下記の通り。

●ぱちんこ遊技機

①大当たり履歴の変遷(確率変動大当たりの連続性等)
②確率変動大当たりと通常大当たりとの比率
③一般入賞口及び中央入賞口(スタートチャッカー等)への入賞状況等
④払出し個数の確認
⑤その他、必要とされるデータ

●回胴式遊技機
①大当たり履歴の変遷(大当たりの連続性)
②リプレイ、小役の確率(ベース値の確認)
③払出しメダル枚数の確認
④その他、必要とされるデータ

※写真はイメージ

覆面調査形式, 遊技産業健全化推進機構, 釘曲げ