「上司　話を」でググってみた結果

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第84回「解決策は求めてない、ただ聞いてほしいの」

皆様こんにちは！株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日はこんなお悩みが届いています。

Q、女性の話を聞くことが苦手です。先日も女性部下がちょっとした愚痴をこぼしてきたのですが、アドバイスをしたら不満そうな顔をされてしまいました。自分としては的確なアドバイスだったと思うのですが……。どうすればよかったのでしょう。（男性・30代・管理職）

A、女性部下の「ちょっと聞いてくださいよー！」は解決策を求めているわけではありません。本当に、言葉の通り、ただ「聞いてほしい」だけなのです。

この場合の女性の会話の目的は、「問題解決」ではなく「共感」です。ですから、女性が愚痴をこぼしたり、「話を聞いてほしい」と言ってきた際は「うんうん」「そうなんだ」「それは大変だね」などと共感の相槌をうちながら聞く必要があります。傾聴でなくて構いません。ただ、「聞いてるよ。共感してるよ。」という姿勢がほしいのです。

女性の「ただ話を聞いてほしい」という感情は、男性には理解しがたいものかもしれません。「結論があるわけではなく、ただ聞いてもらいたいだけの話」を聞いていると、困惑したり、結論を追求してしまったり、話を遮ってアドバイスしてしまったり……。

試しにグーグルで検索バーに「上司　話を」と入力してみてください。検索候補（予測サービス）に「上司　話を聞かない」「上司　話を最後まで聞かない」「上司　話を遮る」と出てきます。働く女性の7割、専業主婦の9.5割が、パートナーの最大の欠点は話を聞いてくれないことだと考えている、というデータもあります。会話の75%は男性が遮断している、というデータもあります。

話を聞かないのは男性に限ったことではありませんが、それくらい、世の女性は話をただ聞いてもらいたい気持ちがあるのです。解決策だって、本当は分かっていることも多いです。でも、聞いてほしい。そんな心理をぜひ受け止めてあげてください。

いったん仕事モードから頭を切り替えて、「うんうん」と聞く。これは女性部下だけでなく、プライベートでの奥様や彼女との会話でも大切なポイントですよ♡

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（著者プロフィール）
株式会社kaika　代表取締役　三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。