IR推進法案は秋の臨時国会に照準/自民党

2016.01.19 / カジノ

1月18日、メディア各社は自民党がIR推進法案の今国会の成立を見送り、秋の臨時国会に合わせて仕切り直したい考えであることを報じた。

今国会見送りの理由は、PiDEA.web(1月5日付)の「IR法案成立は秋の臨時国会へ先送りか!?」でも報じたとおり、「公明党に根強い慎重論への配慮」と「今夏の参院選への影響を懸念」したことによる。

それでも菅義偉官房長官は記者会見で「観光振興、地域振興に大いに期待されている」、「治安や青少年への影響などの観点から、制度上の措置の検討も必要だと言われている。今後の国会の動きを見守っていきたい」と、法案成立に前向きだ。

国内カジノの動きに詳しい関係者が言う。「IR推進派議員の中にも参院選の結果を踏まえてじっくりやっていこう、という様子見の傾向が強いようです。最近では『カジノをポスト東京五輪』にという声も出てきています。その方が、五輪後の不況期に効果があるし、各政党への根回しもできる、と。反対する野党や世論を納得させるのは簡単ではありませんが、今の安倍政権でできなければ、カジノ合法化は不可能です。その意味でIR議連とっては今年から来年が正念場といえます」

※画像はイメージ

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