30代後半の転職が成功する秘けつ教えます/パック・エックス

2016.04.18 / 連載

[新連載]
パック・エックスキャリアアドバイザーが語る「転職のタメになる話」
第4回 「経験は裏切らない」

こんにちは。パック・エックス、キャリアアドバイザーの耳塚です。今週も転職のタメになる話をしていきたいと思います。

転職を希望する理由は、業績の悪化、倒産、人間関係、家庭の都合など人によってさまざまです。中でもここ最近多いのは「キャリアアップができない」「店長のポストがない」といった〝キャリアの閉塞感〟を感じている方のご意見です。規制や遊技人口減少などによって新規出店が以前に比べ減っており、深刻な「ポストレス問題」が発生。現場で働く方々のモチベ―ションに大きな影響を与えています。このような状況であっても、「店長としてやっていきたい」「よりスキル面を磨きたい」「挑戦したい」と転職を考える方がいます。特に担当した店舗の業績を上げてきた実績のある方なら、なおのことです。

今回は、こうしたポストレス問題に直面したイトウさん(仮名)の話をしていきたいと思います。

パチンコ業界歴10年のイトウさんが人生初の転職活動を始めたのは36歳の頃。3店舗の法人で副店長として勤務し、人材育成などの教育面の責任者として働いている方でした。会社はもともと5店舗を展開していたのですが、3店舗に縮小。すべての店には店長、副店長がすでにいます。そしてさらに上には営業部長、副部長がいて社内体制としては不足なく整っている状態でした。

20代の方が店長を目指して転職活動をするのと、30代後半の方では、一般的に後者の方が難易度は大幅に上がります。ましてや現在の年収、職位、その他環境など、これまで築き上げてきたものを天秤にかけると、不安や恐怖は計り知れないものがあると思います。

しかしイトウさん曰く「店長として店舗の運営や管理をしてみたいです」。

若手を採用したい企業は多く、書類選考で落ちてしまうことも多々ありましたが、イトウさんは諦めずに「店長を目指せる環境」を求めて活動を続けました。4社の面接を受けた結果、1社から内定をいただくことができました。8店舗をドミナント展開する企業で、若年層の人材が充実している一方、若手の手本となり育成できるベテランが不足している状況だったのです。オーナーからは、「ぜひうちに来てほしい、まずは3カ月から半年を目途に副店長でやってほしい」とのお言葉をいただき入社が決まりました。前職が小さな法人だったことで、役職の範囲を超えて多岐にわたる業務を担当していたこと、教育関係に関わっていたことが採用の決め手となったのです。

一般的な転職事情では、年齢やキャリアが上がるにつれ採用のハードルが上がってしまうのも事実です。生え抜きを育てたい企業が多いため簡単にはいきませんが、他社での経験を必要とし、評価してくれる企業があることもまた事実です。自身がこれまで経験してきたことを信じて挑戦すれば可能性はゼロではないのです。

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(企業プロフィール)
株式会社パック・エックスhttp://www.pac-ex.com/

キャリア相談件数50,000人、転職支援数30,000人の実績を誇るパチンコ業界に特化した業界随一の転職支援企業。有名法人や地域に根付いた地元有力企業など、常に1000件以上の求人が寄せられているサイト「パチンコキャリア転職」を運営している。20年以上の歴史があり、業界に精通したキャリアアドバイザー20名以上。全国47都道府県すべての地域で相談に対応する。

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