247名を〝家族〟として迎え入れたマルハン入社式

3月31日、マルハンは2016年度新入社員入社式を東京ドームホテルで行った。今年度は男性198名、女性49名、合計247名が入社した。（2015年度は187名、2014年度は213名、2013年度は290名）

正午ちょうどに会が始まると、15人の役員が登壇し紹介が行われた。その後韓昌祐会長が新入社員へ祝辞を述べた。現在85歳の韓会長は創業時の奮闘を振り返りつつ、新入社員を〝家族〟と表現してあるエピソードを語った。

「何十万とある企業の中から、マルハンを選んでくれて感謝しています。皆さんを家族の一員として迎え入れます。マルハンには1万5000人の社員がいます。去年の暮れに、私は全国のマルハン社員の子どもやお腹の中にいる子も含めて3万円のクリスマスプレゼントをするよう指示をしました。5000人くらいかなと思っていたらなんと9000人もいた。2億7000万円もかかったわけです。ちょっと計算違いで『失敗したかな』と思いましたが、今さらなくすことはできないので、そこは気持ち良く払いました。そうすると、子ども達から『おじいちゃんありがとう』とたくさんの手紙をもらいます。そのたびに私は涙が出る。この子たちのために私はもっと働きたいという気持ちが湧いてきます。（中略）マルハンは1つの職場を提供しただけで、開拓は君たちがする。この気持ちを忘れないで頑張ってほしいなと思います。自分の道は自分で切り拓き、自分の幸せのために働いてください。私が若かった頃のように無茶をせず、体を大事にして、お腹を痛めて生んでくれた両親に感謝をしながら頑張ってほしい。毎年言っていることですが、最初の給料だけは全部親にプレゼントしてほしい。何人ぐらいが実行しているかはわかりませんけども、全部の社員がそうしてほしい。これが私の願いです」

続いて、韓裕社長が式辞を述べた。新入社員に対し、ビジョンを持って働いてほしいと願い、1955年に全米屈指の学府であるイェール大学の卒業生にアンケートを取った話をした。

「そのアンケートは3つの問いからなるものでした。1つ目は『皆さんはビジョンを持っていますか？』。2つ目は『そのビジョンは明確になり紙に書き記していますか？』。そして3つ目は『その実現に向けて具体的な方法論を持ち合わせていますか？』。すべての問いにイエスと答えた学生は、全体のわずか5%に過ぎなかったようです。しかしこの話には後日談があります。大学を卒業し、社会に出た全卒業生の20年後の追跡調査を行いました。そこで判明したことは、アンケートにすべてイエスと答えた、5%の卒業生の資産総額は、残りの95%の卒業生の資産総額を遥かに上回っていたことが判明しました。ビジョンを持って働くことがいかに重要であるかを示すエピソードです。（中略）皆さんが仕事を通し、マルハンのリーダーとして力強く会社を引っ張っていくことを期待しております。マルハンの理念を理解し、共有し、たくさんの人々に貢献できる素晴らしい会社にするように頑張っていただきたいと思います。共に頑張りましょう」

その後は、先輩社員歓迎の辞として、マルハン上小田井駅前店の畑中なつ恵マネージャーが5分間のスピーチを行った。しそて配属辞令を授与し、全新入社員247名を点呼した。

そして、新入社員を代表して、マルハン美しが丘店に配属が決まっている川口舞子さんが決意表明を行った。

「私は一度もパチンコをしたことがなく、店内にさえ入ったことがありません。それだけでなく、パチンコ業界に対するイメージは悪く、絶対に縁のないものだとさえ思っていました。しかし、マルハンで働くことに誇りを持ち、楽しそうに生き生きと働く方々がそこにいました。私が想像していたものとは180度違う現実に、『もっと知りたい』と思い選考に進みました。（中略）今、私が描く未来は、『マルハンで店長になりたい』『女性スタッフだけの店舗を作ること』です。その思いを胸にマルハンへの入社を決意しました」

最後は全員でマルハンイズムを唱和して会が終了した。

写真2と3は祝辞を述べた韓昌祐会長と韓裕社長
写真4は新入社員247名を代表して決意表明を行った川口舞子さん
写真5は最後に全員で行ったマルハンイズムの唱和シーン

（2016年度、マルハンの採用者内訳）

	計	内（男性）	内（女性）
大学院	2名	2名	0名
大学	223名	181名	42名
短大	5名	0名	5名
専門	13名	12名	1名
高校	4名	3名	1名

合計247名（内 男性198名、女性49名）