20代女子「こんな気持ちで会社にいていいの?」そんな時期は……

2018.02.04 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第59回「頑張る自分に息切れ、多くの女性がぶつかるモヤモヤ期の憂鬱は仕方がないのです」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、悩める女性からのこんなお悩みに処方箋です。

Q、会社や同僚が嫌いなわけでも、仕事が嫌いなわけでもないのに、なんだか最近仕事に対してやる気が出ません。上司が期待してくれているのも分かっているのですが、こんな気持ちのまま今の会社にいても良いのでしょうか…?(20代・女性・役職者)

A、いても良いです! いてください! 大丈夫、多くの女性がぶつかるモヤモヤ期です。


中央大学大学院の調査によると、入社時点で「できるだけ早いペースで出世したい」と考えていた人のうち、5年後も同じように考えていた人は男性が約53%、女性が約29%まで減ってしまうというデータがあります(「社員のキャリア形成の現状と課題」中央大学大学院戦略経営研究科ワークライフバランス&多様性推進・研究プロジェクト)。

日々の業務はこなせるようになってきて、新しいチャレンジも昔ほど多くはない。褒めてもらえる機会は少ないのに、ハッパはかけられる。しかし「活躍してほしい!」といったふわっとした言葉だけを伝えられ、明確なビジョンや教育制度は整っていない。若い子たちがチヤホヤされているのもなんだか気になる。

「バリバリ働くぞ!」「私がロールモデルになる!」と頑張ってきた女性たちが、「なんかもういいや。」「なんでこんなに頑張ってるんだろう。」と思ってしまうのは仕方のないことだと思います。

そしてさらに、そんな風に士気が下がってしまっている自分が嫌で、会社や上司や後輩に申し訳なくて、でもどうしていいか分からなくて、モヤモヤ期から抜け出せなくなっていく。転職したら、結婚したら、新しいキラキラした世界が待っているんじゃないかとすら思ってしまう。

すごくよく分かります。そんな時期は、とことんモヤモヤしても良いと私は思います。仕事の時間は気持ちを切り替えてやるべきことをきちんとやる。その上で、友達と会ったり、好きなことをしたり、自分と向き合ったり……。肩の力を抜ける時間を確保してみてください。

「こうなってほしいと言われたから」「こうあるべきだから」ではなく、「どうなりたいのか」「どんな自分でいれたら素敵か」を想像してみてください。とことん最高な状態を妄想してみてください。少しだけ、笑顔になれませんか?

大丈夫です。モヤモヤした霧が晴れる瞬間が必ず来ます。



そして、女性部下がモヤモヤしている気配を感じた男性上司の皆様。

話したそうにしていたら、とことん傾聴してあげてください。そうでなければ、少しの間、残業させないようにしたり、きちんと休みが取れるようにしてあげたりしながら、温かく見守ってあげてください。決して追い詰めるようなことは言わないようにお願いします。

気持ちの整理がついたら、スッキリした顔で出社してきてくれますよ。




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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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