20代前半役職者!うまくいくはずの転職が……/パック・エックス

2016.04.11 / 連載

[新連載]
パック・エックスキャリアアドバイザーが語る「転職のタメになる話」
第3回 「体調管理も面接準備です」

こんにちは。パック・エックス、キャリアアドバイザーの耳塚です。今週も転職のタメになる話をしていきたいと思います。

「健康第一」。いかにも前向きで耳障りの良い言葉ですが、その本質は「勉学・遊び・恋愛・就職・仕事など何においても、健康でなければ意味がなく、すべてを無駄にしてしまう」という〝良薬口に苦し〟な意味です。以前、体調管理の重要性を実感する出来事がありましたのでお話しようと思います。

20代前半でアルバイトから正社員登用されたタナカさん(仮名)は、当時は班長として働いていましたが、現職の店舗数が減少していく不安と、将来的な待遇面の向上が想像できないことで転職を考えました。

タナカさんの場合、在職中の転職活動となりました。これは業界内では珍しいことではなく、ごく普通に行われております。タナカさんのような20代前半の役職経験者は引く手数多です。「即戦力としての活躍に加えて、その先の将来性や成長にも期待できるな」。このように考える企業が多く、比較的スムーズに転職活動が成就する傾向があります。

そしてタナカさんの転職活動が始まります。企業側も面接前から関心を持って臨んでいる状態でしたので、受けた会社のほとんどで1次選考を通過しました。選考回数は企業によってまちまちですが、面接2回の企業が多く、後は最終面接を順次受けていくのみです。選考は順調に進んでいたかのように見えました。

ところが、タナカさんが転職活動を始めたのと時期を同じくして、タナカさんと同じ理由で退職する人が続出したのです。これにより労働環境が悪化、転職活動で緊張感を持って過ごしていたこともあってタナカさんは体調を崩してしまいました。最終面接はタナカさんの回復を待って後日改めて行うことになり一旦すべて白紙となりました。最終面接では一般的に、オーナーの方、あるいはオーナーに近い経営幹部の方が担当します。やっと取り付けた日程が再調整となると印象が悪くなり、また期間が開いてしまうことで熱も下がります。難航した末に受けられた最終面接は採用見送りとなり、最も行きたかった企業に入社することは叶いませんでした。

今回のケースではしょうがない感じもしますが、結局は自身の体調管理が至らなかった結果となってしまったのも事実です。どれだけ注意をしていても、不慮の事故や体調を崩してしまうことはあります。それは仕方ないことですが、採用する企業側の心象や熱にはマイナスに働きます。面接に向けて志望動機など準備をする前に、日ごろから健康第一で過ごすことが同じくらい大切なのだと実感した出来事でした。

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(企業プロフィール)
株式会社パック・エックスhttp://www.pac-ex.com/

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