「焦って業界を捨てぬが吉!」 現役エージェントに聞いてみた、パチンコ業界人コロナ禍「転職」の本当

2021.02.15 / 新型コロナ

「緊急事態宣言」で始まった2021年、パチンコ店は夜のネオンを消灯した。コロナから立ち直りかけていたホール経営は20時以降の外出自粛のあおりをもろに受け、さらに最後の旧規則ドル箱機「沖ドキ!」の撤去も...

「緊急事態宣言」で始まった2021年、パチンコ店は夜のネオンを消灯した。コロナから立ち直りかけていたホール経営は20時以降の外出自粛のあおりをもろに受け、さらに最後の旧規則ドル箱機「沖ドキ!」の撤去も重なった。文字どおりの暗いスタートとなった2021年のパチンコ業界。

2月に入り、緊急事態宣言が明け、「さあ再出発だ!」というムードにはなりつつあるが、現場の気持ちはついてきているのだろうか。

 

 

このまま同じ環境で続けても将来がないのではないかと考え、「転職」それも「沈みゆく船を捨てて業界外へ」と考えている業界人が増えている。

そうした選択が果たして正しいのかを検証するため、今回PiDEA編集部はパチンコ業界で人材紹介など、採用に関する総合的な事業を営む「株式会社パック・エックス」に取材を申し込んだ。すると、業界内の転職希望者を担当しサポートする現役のエージェント、大木祐司さんに話を伺うことができた。

 

転職理由のメインは「経営不安」と「成長不安」

株式会社パック・エックスのシニアコンサルタント・大木祐司さんは、これまで15年間で2000人の相談に答えてきたキャリアコンサルタント。同社に入社する以前には、複数地域で展開する中堅ホールでの管理職経験も持つ。

PiDEA編集部:パチンコ業界従事者の、コロナ禍での転職動向って実際どうなっているんですか。

大木さん:データで見ると、「業界に未来はあるのか」「その中で働く自分に未来はあるのか」といった不安を抱いている転職希望者はたくさんいますね。コロナや旧規則機撤去、禁煙化への対応を迫られた2020年は、転職希望者の動機の半数が、業績不振や会社の方向性などの「経営不安」とポスト問題や今後のキャリア不安などの「成長不安」によって占められていました。

とくに根が深いのは「成長不安」ですね。20代~30代の若いうちは良いものの40代以降のキャリア、店長以降のキャリアが見えづらいというホール現場の切実な悩みは、よく耳にします。

 

データ:【パチンコ正社員の転職動機2020年】(パック・エックス提供)

 

大木さん:また、コロナ以前と以後の比較で、数値以上に目立ったのが「給与手当に対する不満」と「人事処遇、評価に対する不信感」でした。コロナ影響による業績不振で給与が下がった、降格処分になった、だから転職を考えたという人もたくさんいる、というのが実感です。

PiDEA編集部:なるほど。確かに、転職の理由としてよく聞くのは「労働環境」だったり「人間関係」「上司や上層部とそりが合わない」といったところですが、それより上位に「経営不安」「成長不安」が来るのは、昨今のパチンコ業界の情勢を象徴しているように思えます。

ではやはり、今が業界を離れる選択をするべき時なのでしょうか?

大木さん:転職というのはマッチングで、個人のパーソナリティと企業のニーズがどう組み合わさるかが大事です。他業界で働くほうが力を発揮できる方もいれば、そうでない方もいます。なので、「業界を離れるべきか?」という質問には、正解がないんですよ。

……ですが、現場でさまざまな転職希望者を見てきた実感からでいいのであれば、「焦って業界を捨てるな!」、これだけは言っておきたいですね。

 

大木さんのアドバイスは「焦って業界を捨てぬが吉!」

「焦って」というところに強調を置いて大木さんは続ける。

大木さん:……最近すごく多いのが、異業種に転職をしたけど、やっぱりパチンコ業界に戻りたい、というパターンです。これが結構あるんですよ。

直近1年でいうと、弊社サービス利用者の6割くらいの方が転職先として他業種も視野に入れています。私が担当した相談者の中にも、他社の求人サービスなどを通じて他業種へ転職された方がいますね。

実際、パチンコ店で社員として長年やってこられた方のニーズは高かったと思います。なぜなら近年のパチンコ店は人材教育がしっかりと行われ、接客対応の水準も高い。サービスの特性上、メンタルが鍛えられているということもあり、特に箱型業態、ハードな勤務体系の他業種から人気があったと感じます。

私もそうだったのですが、パチンコ店以外の仕事への興味関心、隣の芝生は青く見えるというか、他業種への憧れは理解できます。 でも、他業種への転職というのは一般的に大変ですよね。それまで積み上げてきたキャリアをリセットすることになるし、人間関係や信頼関係も新たに構築していかなければならず、気疲れやストレスも溜まりがちです。

 

そんなとき、転職の理由がただ単に「パチンコ業界の将来が不安だったから」というものでは、乗り切るのは難しいのだと思います。転職前に思っていたイメージとの違いから「パチンコ業界の方がよかった」となってしまう。

ちゃんと転職先の業界に想いがあって、そこでやりたいこともあって、覚悟を決めた上での転職ならとても良いことだと思います。

ただ、私の担当したケースで言いますと、「業界は厳しい」「来年にどうなっているかわからない」と焦って他業種へ転職してしまった方がいました。まだ30歳そこそこで、若いのでつぶしは効くだろうと。でもその方からは数ヶ月後に、「パチンコ店の職歴を活かして戻れるところないですか」とご連絡をいただきました。そういうケースが、結構あるんです。

 

PiDEA編集部:なるほど、これが現場のキャリアコンサルタントから見た、転職者のリアルということですね。

大木さん:見た目だけは良い求人、というのも世の中にはたくさんありますからね。焦ってそういうのに惑わされて、今までのパチンコ業界でのキャリアを捨ててしまうのは勿体ないですよね。

どの業界にも、もちろんパチンコ業界にも、先行きを見据えたうえで採用活動をしている企業はあります。そこにチャレンジするもよし、活動してみた結果として、今の企業でもう一度ガンバってみよう、というのもよいと思います。

転職をしようかなとか、今の自分の待遇や将来像にちょっとでも疑問があるのでしたら、お気軽にご相談していただければと思います。私たちが力になれることもございますので。

確かに、パチンコ業界の現状は厳しく先行きも決して見通しがいいものではない。しかし、だからこそ不安に駆られて安易な決断をするのではなく、これまでこの業界で積み重ねてきた経験を見直し、必要ならプロのコンサルタントに相談をする。そうやって腰を据えて考えることが、納得のできる転職への一番の近道なのだろう。

 

取材協力:大木祐司
株式会社パック・エックス シニアコンサルタント
15年間で2000人の相談に答えてきたキャリアコンサルタント。複数地域で展開する中堅ホールでの管理職経験も持つ。
https://www.pac-ex.com

 

パック・エックス, 転職, 採用
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