今年で8年目!米ジャグラー田植え体験イベント@いわきを取材してきた!
2025.05.21 / メーカー10:00
みなさんここがどこか分かりますか?

ここは東京から約200キロ離れた、福島県いわき市のとある田んぼ。何しに来たかというと、5月18日(日)に行われた、今年で8期目となる米ジャグラープロジェクトの田植えイベントの取材です。

「ジャグラーのイベントでなぜ田んぼ??ホール行けよホールへ」って思う方もいるかもしれませんので先に説明をしますと、「米(マイ)ジャグラープロジェクト」という、北電子が行っている地域振興活動があります。

「多分ダジャレからスタートしたんだろうな……」
と思いがちですが、やっていることはしっかりと地元の農家さんとタッグを組んだガチのお米づくり。ここいわき市のプロジェクトでは、食べることを目的とした食米(しょくまい)の「コシヒカリ」とお酒づくりを目的とした酒米(さかまい)の「五百万石」をつくっています。
もはややっていることが鉄腕D●SHです(笑)。
酒米を使って「焼チュー助」という米焼酎もつくっていますし、今年から焼酎をつくった酒粕をもう一度アップサイクルさせ、ウォッカも作っています。
またこのいわきという場所が来てみるとすごくいいんです。目の前は太平洋が広がり、背後には阿武隈高地。海の幸、山の幸、そしてお米。そう、今回はお米の田植えイベントの1日を振り返っていきましょう。
田んぼって、想像以上に“人の距離”を近づける力がある
10:40
午前ですでに気温は26度。薄い雲がかかっているけど、光は強く、日向は完全に夏。「まだ5月なのにまるで夏だな」なんて思っていたら、東京・上野からイベント参加者を乗せて出発した大型バスが農道の先に到着しました。

田んぼに直接乗り入れられないので、集合場所から100メートルほど先の広い農道から参加者の方々がぞろぞろと歩いてきます。
ジャグラーTシャツをお召しのカップル、お父さんと小さな娘さんなどなど、思っていたよりもグループでの参加が多くて、なんだか遠足のような空気感です。
ジャグラーファンの皆さんを引き連れて先頭を歩いてきたのは、今回の田植えのアンバサダーでもある黒バラの「コウタロー」さんです。おお威風堂々。


さて、到着後すぐ、靴下とサンダルが配られます。靴じゃ田んぼにハマって抜けなくなるから、田んぼには靴下を二重に履いて入ります。サンダルは田んぼまで歩く用。着替えなどを済ませ、田んぼへと歩いていきます。駐車場から田んぼまでは3分ほど。
11:00


植え方を説明する白石さんの腕にも汗。暑いの伝わりますかね?
11時すぎ、田んぼに全員集合。田んぼにつくと、農家の白石さんから苗の植え方が説明されます。「指3本でつまんで3センチくらい泥に沈めてください。皆さん分かりましたか? まぁ変な話、植えておけば米にはなります」と農家ジョークを飛ばす白石さん。

それが、すごくよかった。
ちょっと笑いを取りつつ、でもなんか、生命の強さごと教えてくれたような感覚。「完璧にできなくても、ちゃんとお米は育つから大丈夫だよ」と言われたような気がして、すごく印象深い言葉だと思いました。
そして、皆さん苗を持って田んぼに入っていきます。まずあまり汚れないうちに皆さんで記念撮影を(笑)。パシャリ。

11:15
いよいよ田植えを開始していきます。2反(50メートルプールくらいの大きさ)の田んぼには8割ほど苗が植えられていて、今回のイベントで植えていくのは手前の部分だけ。それでも手で植えるってめちゃくちゃ大変。




かくいう取材で入っていたコガワも正直田んぼをナメてました。実は私、最初は足の甲の部分までバンドで止められる自前のサンダルで田んぼに入ってみたんですけど、一歩足を踏み入れた瞬間に、「ズモモモモッ」と足が埋もれていきました!
柔らかい泥に吸い込まれるような感覚で足首まですぐに埋まり、足を固定していたマジックテープは機能せず、ただただ抵抗を増やしたサンダルが脱げそうになって慌てて撤退。結局、皆さんと同じように靴下に履き替えて、再挑戦です。
やはり靴下は偉大!!

子どもたちは大人よりも先に田んぼに飛び込んでいて、誰よりも早く泥だらけになっていました(笑)。小さな男の子が「僕は奥のほうから植えていく!」と宣言していて、こっちも笑顔になります。
11:45
あと田植え機に乗れたこともお子様にとってはアトラクション気分で楽しかっただろうなぁ。

さてそんな中、コウタローさんに少しお話をうかがいました。

「地元が三重県の伊賀上野の田舎なので、田植えはしたことないですが、田んぼにはよく遊びに行ってました。農家の白石さんとお話をして、これを毎年やってらっしゃるんですもんね。田植えの大変さを知って、ほんまに感謝の気持ちをもってご飯を食べるようになりますね」
白石さんにもお話を。今年のお米はうまくできそうですか。
「夏が暑くなりすぎると高温障害で育ちが悪くなっちゃうこともあるので、適度な温度で育ってもらいたいですね(笑)。でも、元気なお米を作れるように頑張ります」

トマト強めナポリタンが絶品のバーベキューも最高
13:00
そんなこんなで田植え体験は終了。でもイベントはまだまだこれから。次は「ワンダーファーム」というトマトのテーマパークに行って、皆さんでランチをいただきます。

田んぼから10分ほど車を走らせたところにあるワンダーファーム。レストランやデイキャンプ、手ぶらバーベキューなどもできるアウトドアテーマパーク。いわき四倉ICのすぐそば。
今回は敷地内のバーベキューハウスを貸し切り。広々とした屋根付きのスペースに炭火が用意されていて、到着した時点でもうお腹が鳴ってました。



メニューは、鶏肉、豚肉、牛肉、ソーセージ。お肉たちが香ばしく焼かれていく中で、いちばんの驚きは“トマトのナポリタン”。この「ワンダーファーム」で育った完熟トマトをふんだんに使って、鉄板で炒められたパスタがもう……いい匂い。湯気とともに広がる甘さと酸味が、田植えの疲れを吹き飛ばしてくれます。

バーベキューを囲んで、そこはもう完全にジャグラーファンのオフ会。「どこで打ってるんですか?」「普段からジャグラーなんですか?」「えー、同じ機種好きかも」なんて、自然と会話が弾んでいく。同じ汗をかいた者同士だから通じ合える空気がそこにはありました。田んぼって、想像以上に“人の距離”を近づける力があるんですね。
15:00
バーベキューがひと段落した15時頃、農家の白石さんから、「今日は皆さんお疲れ様でした。皆さんに植えていただいた苗は、このまま順調に育っていけば、10月4日に稲刈りを予定していますのでまた申し込んでいただいて~」とあいさつをすると、「ヒキだね」とつぶやく参加者の声に笑いが起こったりもして、ジャグラーファンっぽいなという一幕もありました。

その後、参加者全員に北電子からのお土産が手渡されました。
・ジャグラー保温保冷バッグ
・ジャグラーレジャーシート
・ジャグラーお茶碗&お箸セット
・ツノっち&トラっぴのマグネット
可愛いだけじゃない、ちゃんと生活に使えるものってところが、なんとなく地に足がついている感じがしてジャグラーらしいなと思ってしまいました。

と名残惜しいですが、東京組の皆さんはここでバスに乗って解散です。米ジャグラープロジェクトでは、今回取材したいわき市以外にも、宮城県東松島市や新潟県上越市でもお米づくりをしており、しかもお米の種類もちょっとずつ違ったりしています。できたお米はパッケージされてノベルティとして配られたりするようです。
今年の秋、今日植えた苗はどんな成長した姿を見せてくれるでしょうか。でき上がりが今から楽しみですね。