PiDEAWARD2024 各部門アワードが決定【パチンコ部門】
2024.12.16 / その他情報パチンコ部門
LTやデカヘソなど新たな潮流も見られた 今年のパチンコ市場は2強の結果に!

パチンコ部門のトップは大都技研の「eRe:ゼロから始める異世界生活 season2」となった。
同機種は導入からほぼ1年経った今も稼働は良好であり、LTが持て囃される市場のトレンドにおいて、従来のLT非搭載・ロングST機のバランスの良さが改めて支持を集めていることが顕わになった。
一方、LT機としてもっとも好評となったのが2位の「P 魔法少女まどか☆マギカ3」。登場は2024年の6月期で規制緩和前のP機であり、1/199のライトミドル機でありながらLTに入りさえすれば1500個の87%継続という確率と出玉感の絶妙なバランスが登場時から高評価を受けていた。同じく好評である「e仮面ライダー電王」とあわせ、京楽の復活を喜ぶ往年のファンの声がSNSなどでもよく見られたものである。 2024年のパチンコ部門は上記の2機種が2強状態であり得票数は3位以下を大きく引き離していた。その2機種がそれぞれe機とP機、そしてラッキートリガー非搭載機と搭載機とすみ分けが出来ているのが象徴的であり、2024年という年が「P機からe機へ」の変遷期であることや「ラッキートリガー搭載機」の勃興の年であったことを端的に表している。そう、2024年は言わずもがな「ラッキートリガー元年」であるが、それと同時にスマスロに比べて大きく遅れていた「スマパチ(e機)」の導入がいよいよ本格化した年でもある。
前述の「e Re:ゼロ2」はもちろんのこと、得票トップ10までに「eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」「e北斗の拳10」「e仮面ライダー電王」と話題作が並んでおり、パッとしなかったe機のローンチ時を考えるとなかなか感慨深い。

また「e機」「LT」以外にも忘れてはいけないのが「デカヘソ」だ。4位に「eユニコーン再来」、12位に「P貞子」がランクイン。前者は特にデカヘソではないP機と同時発売だったが、「版権力」を抜きにしても単純に「デカヘソ」が目新しくファンを獲得したと考えられる。「P貞子」においても、実質の大当り確率の重さがネガティブなポイントとして話題になりながらもそれを押してユーザーからの支持を受けており、その理由には少なからず「デカヘソ」が絡んでいると考えられる。これは今後の市場動向を占う上で重要な事象であり、いつの日かPiDEAWARDでも、上位をデカヘソ機が席巻する未来がくるのかもしれない。
ちなみに3位は鳴り物入りでデビューした「ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ」。これはスペック違いのe機との同時デビューだったにもかかわらず実際にホール内での評判が良かったのはP機の方だった。逆のパターンは「eユニコーン再来」と「e花の慶次〜傾奇一転〜」があることを考えると、やはり2023年に比べると今年はe機の印象が劇的に改善した年だったと言えるだろう。

それを踏まえあらためて、大賞受賞の大都技研「e Re:ゼロから始める異世界生活 season2」には心からの敬意と拍手を送ろう!
