[特集]11月のユーザー勝率脅威の87.5%!マルハンメガシティ長野が信州一だ
2023.12.15 / ホール
常連なら分かっている北斗13台コーナーは朝イチ良番なら絶対に抑えるべき!?
朝9時。抽選機の準備を始めているスタッフにあいさつを兼ねて聞くと、「今日は平日ですが500名くらいはいらっしゃるんじゃないかと思います」とのこと。カンストには及ばないが、気温2℃の長野で、週始めの月曜日であることも踏まえれば、500人は信頼の証拠だ。事実、抽選参加395名、一般入場も含めて580名でのスタートとなった。
10時に「COMEON!~NyanmaruMIX~」のBGMがかかり開店。来店客は入口から奥のパチスロコーナー目掛けて足早に歩を進めていく。
朝イチ埋まりが早かったのは台番510から522の「L北斗」13台のコーナーだ。明らかに良番客の食いつきがよく、午後以降の出玉を期待したくなる。おそらく常連なら分かる何かがあるのだろう。
そこが埋まると、次は半円(外側)の北斗。この店では北斗はすごい人気だ。66台あるが一番早くに埋まっていった。また、同じくらい人気だったのが「新鬼武者2」の13台コーナー。事情に詳しそうな客に聞いてみると、「朝、即埋まる北斗の13台のところに、つい最近まで新鬼武者2が設置されていたから、その名残ではないか」とのこと。なるほど、少しずつこの店の〝背景〟が見え始める。たしかに、10時30分になる頃には即埋まりした13台コーナーのうち9台が初当たり済み、半円北斗も13台が初当たり済みと好調な立ち上がりだった。
10時10分頃になると「マイジャグラー」「カバネリ」が満台。10時15分頃になるとパチンコが少しずつ埋まり始める。新台の「eRe:ゼロ」はパチスロよりも早く埋まった。「キングハナハナ」22台も人気で、パチスロは8割〜9割ほどの着席率となった。
この店は、今年の4月に店舗をM&Aにより取得して、メガシティの冠をつけてグランドオープンとなった。メガシティとは、1200台以上といったイメージがあるが、もう少し正確にいうと、「次世代東日本マルハンを体現するフラッグシップ店舗」である。同店では、グランドオープン初日に差枚数40万枚以上の大盤振る舞いデビューとなり、名に恥じないアンサーを返した。しかも、グランドオープン期間が過ぎて以降も、かなり出し続けている。11月のユーザーがプラスになった日の割合は、8割を超えている。信州1のホールの称号を虎視眈々と狙っている。


10万枚オーバーが11月で7回確認!
11月27日の結果は+97,200枚のユーザープラス
公開されているデータを見ると、11月で差枚数がユーザープラスになった日は22日あった。30日間のうちの22日ということは、相当な薄利多売構造を作り上げることに成功したのだろう。その秘訣はどこにあるのか。
このお店のデータを見ればすぐに分かることだが、出玉の量はかなりのものだ。10万枚以上の差枚数となった日は11月で8回。そのうち最も多い差枚数となったのは11月18日(土)の306,600枚。台あたりでは555枚のプラスだ。ここまででいかに出玉を出すお店なのかがお分かりいただけるだろう。
さてそんなお店である。取材した11月27日の結果はどうだったのかデータを紹介していこう。店舗全体では+97,200枚となり、勝率は46.4%と非常に良い結果となった。
特に注目したいのは、朝イチもっとも早く満席となった「L北斗」510番台から522番台の13台コーナーだ。ここだけで総差枚数は約17,000枚。台あたり平均約1,300枚。こちらのコーナーの出玉率は104.5%となっており、少なくとも下はなさそうだ。また、それ以外の北斗53台についても、総差枚数約48,000枚出ており、13台コーナーも合わせると65,000枚。台当たりは988枚となった。この日はデータを見る限り完全に北斗に寄せられている。


それ以外にも目立っていた機種ももちろんある。「スマスロとある魔術の禁書目録」は、10台中6台がユーザーの勝利で、総差枚数は18,000枚。万枚の台などもあり非常に良い結果となった。また、26台設置の「ヴァルヴレイヴ」も好調だ。
「沖ドキ!GOLD」も全体的に出玉が好調で、約28,000枚の総差枚となっている。平均出玉率は104.8%となっており、全台系ではないにしろ高設定はおそらく相当数使われていることだろう。
6台設置されている「バジリスク絆2」も全体で9,600枚の差枚数となり、台当たり1,600枚。6台中3台は不発だったものの、全台系もありえる挙動であった。「炎炎ノ消防隊」は、10台で総差枚数約13,000枚。勝率60%。
一方、ジャグラーコーナーはどうか。「アイム」「ゴーゴー」「ハッピー」「ファンキー」「マイ」合わせて142台のシリーズを設置しており、ジャグラー全体では約30,000枚の総差枚数となった。機種別に見ると、取材した日は「アイム」に配分が寄せられていた模様。「アイム」だけを見てみると、総差枚数は約12,000枚。台当たりで640枚ほどのプラスとなっていた。この日のジャグラーシリーズではここがトップだ。
全体的に王道系に寄っていたかのように見えるが、バラエティーコーナーも見過ごせない出玉となっていた。「エウレカ」3台で約2,100枚プラス。「レールガン」2,800枚。「ナイツ」2,100枚。「戦国コレクション5」2,800枚。その他、「戦国恋姫」「シンフォギア」からも大量出玉が確認できた。
取材したこの日の傾向としては、「L北斗」の高い出玉率や、ジャグラーでは「アイム」に寄せられていたことからも基本王道系機種に寄せられていた印象だ。

しかしながら、この日は不発だった機種もある。「カバネリ」や朝イチの飛び込みが多かった「新鬼武者2」などは、個別台を見ればなくはなかったが、全体的な配分が高かったとは言えない。
上記2機種は全国的にも非常に人気の高い機種で、朝イチから稼働も好調だった。だからこそ、店長の設定配分に何かしらの意図を感じざるを得ない。マルハンメガシティ長野を攻略するには、よくある「良番を引いて、人気機種に座る」といった立ち回りではなく、店長の脳内・思考回路を理解した上で実戦に臨むことが好ましい。それによって勝利を手繰り寄せることができる。
