2023.06.07/組合・行政
11月7日、余暇進の秋季セミナーで警察庁保安課の坂ノ上圭佑課長補佐が講話した。
同補佐は、「ぱちんこ営業の健全化を推進する上で特に必要であると考えていること」として①広告・宣伝の運用、②のめり込み・依存防止対策、③不正防止対策、④遊技機流通の健全化、⑤社会的地位の向上のための取組、の5項目について言及。
中でも広告・宣伝の運用については、広告宣伝ガイドラインが業界の自主的取組として策定されたことや、ガイドラインの充実に向けた作業が進められていることに理解を示す一方で、「ガイドラインを理解していないと思われるもの」や、「あえてガイドラインを潜脱(※編集部注/法の網をくぐり、成果を遂げる行為)する形で行っていると思われるものが見受けられる」と指摘、「このような状況が続けばガイドラインがより制約的なものとなり、広告・宣伝の選択肢が狭まることで、業界全体にとってマイナスになることも懸念される」と注意を促した。
また、SNSなどを利用し、第三者の立場を装いホールの設定状況などを示唆する広告・宣伝、いわゆる「ステルスマーケティング」について、「風営法の観点からだけでなく、景表法の観点からも問題である」と言明した。
<以下、講話全文>
写真は警察庁