世界的にも有名なゲームコンテンツ「バイオハザード」の最新作がスマスロでリリース開始。
このコンテンツは業界内でもありとあらゆるメーカーからリリースされており、パチンコでは大一・三共・平和にてリリースされ、パチスロでは山佐・エンターライズ・ユニバの開発でリリースされており、過去に10機種以上がリリースされてきた。
原作はゲームだけに限らず実写映画や、3Dアニメーション映画とメディアミックス展開がされており、過去リリースされた遊技機はすべてゲームシリーズを題材であったが、今作は初のゲームシリーズではなく、3Dアニメーション映画を題材としたものとなっている。
多くのシリーズがリリースされ続けているのは、もちろん実績の高さ故のものとなっており、6号機では「バイオ7」「RE:2」と立て続けにヒットしているだけに「Lバイオハザードヴィンデッタ」にも高い実績に期待したい。
そんな本機はRE:2同様の純増変動型のATとなっている。基本情報は表にて確認しよう。
《基本スペック》
設定 | RUSH確率 | 出率 |
設定1 | 1/395.7 | 97.8% |
設定2 | 1/386.2 | 98.8% |
設定3 | 1/354.2 | 101.5% |
設定4 | 1/316.6 | 106.0% |
設定5 | 1/312.4 | 108.5% |
設定6 | 1/307.2 | 112.0% |
≪通常・AT仕様≫
50枚ベース | 約33.2G |
タイプ | 左1ST/AT |
AT仕様 | 押し順AT・約2.0or4.0枚/G |
RUSH契機比率 | ゲーム数70%・レア役直撃30% |
RUSH詳細 | AT2.0枚/G・初期40G 疑似ボーナス・SET上乗せ・ゲーム数上乗せ※レア役直乗せ有 ハズレ連続orレア役でベル1STナビジャッジを経てCZ抽選 CZ突破でゲーム数上乗せ&疑似ボーナス抽選 疑似ボーナス中AT4.0枚/G ゲーム数消化後引戻しZONE突入 |
CZ詳細 | 発生率約1/30・期待度約50% エネミー7種×武器5種にて突破時の報酬変化 エネミー報酬期待度『ハンター<リッカー<ケルベロス<ネメシス<ダチョウ<ライオン<ゾウ』 武器区分『連打系:マシンガン<ガトリングガン』 『昇格系:ハンドガン<ショットガン<マグナム』 準備パートにて武器の強化『連打系は弾数』『昇格系は期待度』 報酬『連打系:疑似ボーナス&ボーナス枚数上乗せ』 『昇格系:ゲーム数上乗せ&SET LOOP型ボーナス抽選 |
上位RUSH詳細 | AT4.0枚/G CZ超高確率 引戻しZONE期待度90% |
有利区間移行詳細 ※シームレス性能 |
128G以内にRUSH当選・50%で上位RUSH 突入条件:差枚2400枚到達 |
天井 | 通常810G消化でRUSH当選※設定変更時は610G |
初当り期待値 | 約510枚 |
コンプリート機能 | 搭載 |
上記の基本スペックよりゲーム数テーブルをメインとしたRUSH直撃タイプとなっている。256G以内の当選率は約52%で、ゲーム数orレア役契機の当選かは前兆の種類によりおよそ分かる仕様となっている。
RUSHは基本的に純増2.0枚の低純増タイプとなっているが、疑似ボーナス中と上位RUSH中は純増4.0枚へ上昇し、それらと合わせた純増枚数は3.0枚となっている。RUSHゲーム数は基本的にはゲーム数の上乗せにて伸ばすフローとなっており、レア役による直乗せよりもCZで伸ばすことがメインフローとなっている(特定抽選によるSET乗せもあり)。
CZはハズレの連続にていずれかのリールにチャンスリールがセットされ、セットされている間にベルの1STナビが発生することで、CZ抽選を行う仕様となっており、レア役等で複数のリールにセットされる場合もある。
CZは武器により大きく2つのゲーム性と突破時の報酬が分かれており、エネミーにより突破難易度と報酬の大きさが変化する。CZ突入時は1G目にまず武器を抽選する。武器のゲーム性は次の通り。
種類 | 武器種(後者ほどチャンス) | ゲーム性 |
連打系 | マシンガン、ガトリングガン | 小役ぞろいで弾丸orアイテムを抽選(ハズレを引くまで継続) |
昇格系 | ハンドガン、ショットガン、マグナム | 小役ぞろいで弾丸獲得、突破期待度UP抽選、規定ゲーム消化後はハズレを引くまで継続 |
武器の強化パートが完了した次はジャッジパートへ移行する。「連打系」は疑似ボーナスを獲得し、ボーナス獲得後は残弾でボーナス枚数を上乗せする。「昇格系」は弾数分のゲーム上乗せ抽選を行い、疑似ボーナスを獲得する場合もある。
疑似ボーナス中は連打系の獲得枚数消化中のレア役でゲーム数上乗せを行い、昇格系の消化中はSET継続の度にゲーム数上乗せ抽選を行う仕様となっている。
ゲーム数消化後には引き戻しZONEへ移行し、突破で再SETされる仕様となっている。差枚2400枚到達時にはEDとなり、128G以内に必ずプレミアムバトルへ突入。バトル勝利で上位RUSHへ突入し、敗北した場合でも通常RUSHが当選する。
上位RUSHはCZ抽選のメインフローとなるリールジャッジが超高確率となり、さらに引き戻しZONE期待度が90%まで跳ね上がり、L機らしいED LOOPに期待できる仕様となっているのだ。
演出では、原作となる3Dアニメーション映画での美麗演出が展開され、シリーズお馴染みの心電図演出など、随所にシリーズを感じる演出が搭載されている。
通常時のフローとしてゲーム数とレア役でRUSH抽選される仕様となっており、ゲーム数前兆とレア役前兆で突入する前兆ステージが分かれている。
RUSH中は、フローの中心となるCZ抽選のメイン契機のハズレが約1/3と言う高頻度で出現し、ナビジャッジ発生などで演出頻度は非常に高い仕様となっている。そして、CZ演出は業界初のとなる「連打系武器」のジャッジ演出はレバー長押しにて弾数を消化する演出から、上乗せ時はシリーズお馴染みの「増殖」の代わりに「CRASHフリーズ」にて上乗せを昇格させる演出が搭載されている。
本機の訴求ポイントは『スペック』だ。
コンテンツは冒頭で触れた通りに多くのシリーズ機がリリースされており、現市場でも「P バイオRE:2」「Sバイオ7」「S RE:2」と過去を見てもこれほどシリーズ機が現存している状況はないので、最新作であることが分かる様に「スマスロ」であり、記録的な実績を持つ「カバネリ」「北斗」を開発した「サミー製」であることを明確にし『バイオシリーズ最新作!サミースマスロ第二弾!』とシンプルな訴求で良いだろう。
そして、スペック訴求では『ゲーム数テーブル抽選!RUSH直撃タイプ!』『上位RUSH純増4.0枚!ED到達でプレミアムバトル突入!』と打ちやすさと一撃性を備えたスペッの訴求が効果的となるだろう。
コンテンツ的にシリーズ機を踏襲したスペック・演出を期待するユーザーは少なくないだろう。と言うより、シリーズ機なのだから踏襲するのが普通なのだろうが、本機は過去シリーズ機とは異なり、映画が題材となり、映像作品が原作となるだけに他シリーズと比べると非常に演出幅は少ない様に感じる仕上がりとなっている。
そのためか、本機の重要な役割となるCZエネミーにサミーオリジナルである「ダチョウ・ライオン・ゾウ」が採用されているのかもしれない。そして、原作の制限によりシリーズきっての「増殖」演出は搭載できなかったとのことで演出面は少し不利に働いているのかもしれない。演出分野は、打感と非常に綿密な関係にあり、同社機の実績からこのスペックで本機をどこまで昇華することができるかに期待したい。