人の汁を出す「悦び」ー岡野陽一のパチンコ人生訓Vol20

2023.03.01 / 連載

「借金芸人」岡野陽一が送るPiDEA新連載!
パチンコを打っていく中で岡野陽一がたどり着いた人生の境地を、月替わりの金言とともに語る。


今月の金言

人の汁を出す

「悦び」

:岡野陽一 ※PiDEA Vol.196掲載分

コロナ前、ライブが終わると歌舞伎町にある鳥貴族によく行っていたんです。週末はもちろん平日も入れないくらい大繁盛。かといって予約してまでいく感じでもなく、入店できるかどうかは20%くらいの確率だったんです。

お店は雑居ビルの6階。エレベーターって最初に乗り込んだ人がボタンを押す係になりますよね。降りる時もマナーとして開くボタンを押して「どうぞ」とやる。ほとんどの人はいい人なんで「ありがとうございます」と一礼してくれます。でもですよ、その人が僕より先に鳥貴族に入るんです。それで目の前で満席になることもありました。あれがどうしても納得いかないんですよね。

人にやられて嫌なことはやってはいけないと教わってきましたので、この行動は自分の中ではタブーにしています。「ありがとうございます」で自分はいい人アピールした後に席順を奪うくらいなら、なんだったら何も言わないでサッと入ってくれた方がいいと思っています。

借りる側が貸す側を審査する
時代になったのかも

人それぞれに自分の中でだけ設定しているタブーが存在すると思いますが、僕みたいなオールOKに見える人間でもそんな小っちゃいところで、こだわりがあったりします。分かりやすいところでいうと、お金ですね。

自分の中では借りてこそのお金だと思っているので、もらうっていうのはどうしてももらわないといけない場面以外は断るようにしています。Twitterで「お金あげます」ってDMがよくくるんですよ。あとは、別に怪しい付き合いとかではないのですが、どこかの社長さんとかが、「お金ないの? いいよ、5万あげるよ」とか。そういうのは絶対に返すか、「せめて貸しにしといてください」と流したりしますが、基本的に初対面の人からは借りません。いいことがないからです。知らない人に借りるというのがトラブルの元なんですよね。もしかしたらめちゃくちゃ汚い金かもしれないし、そういう人に限って「すぐ返せ」って言ってくるんです。だからそうなりそうな人からは借りてあげません。借りる側がリスクヘッジを行わないといけない時代ですから、そういう意味では貸す側が審査をする時代というのは終わって、借りる側が審査をする時代になったのかもしれませんね。

物はなにも買っていない
使い道が全部ギャンブル

さすがに借りる頻度は減りましたけども、やっぱり僕みたいなものはいくらあったらいいという人間じゃないんで、給料が入ったら入った分だけ使っちゃうんですね。昔よりは収入も増えていますけど、給料日前に残高がゼロになっちゃうのは変わらない。虫みたいなもので、あればあるだけ使っちゃうんですね。

使い道ですか? 物は何も買ってないので、ほとんどギャンブルですね。

そうそう、物でいえば、今世では服はそんなに着ないでおこうと思っているので、バレンシアガとかハイブランドはタブーです。たとえバレンシアガが僕とコラボをしたいとなったとしても、すごい高い条件でも断ろうと思っています。お笑いもパチンコも好きだからいいんですけど、バレンシアガの公式キャラをやることで巨万の富を得たとしても、自分が何者か分からなくなっちゃうような気がするんですね。そういう意味ではお笑いとギャンブル以外はタブーです。

 さて物欲がないとはいえ、すべての欲がないわけではありません。  最近の欲求でいえば、「汁」なんですね。僕はギャンブルやお笑いが仕事で常に汁を出しているのですが、今まではいかに自分の汁を出すかだったんです。それが今年41歳です。自分の人生の第1章はもう終わっていて、基本こんな感じで生きてきましたけど、歳を重ねて大人になってみると、人の汁を出すことに悦びがシフトしつつあることに気が付きました。

ある日、ドラマのちょい役の出演で若い女性の方と話すことがありました。聞くと、「3つバイトを掛け持ちしながらずっと役者で成功するのを夢見ている」と。芸人だったら当たり前の話かもしれませんが、その時、気持ち悪いと思われるかもしれませんけども、「お金をあげたいな」って思ってしまったんです。パパ活とかパトロンになるとかそういうことではないですよ。自分みたいな人間が、しょうもないギャンブルで金をなくすくらいだったら、こういう人にお金渡せないかなと自然と思ってしまったんです。まぁただお金をわたすだけだと気持ち悪いだろうから、なんか合法的なゲームとかにして、皆さんの汁を出せるようなことをやりたいなと思うようになりました。

パチンコ屋さんで汁を出しながら打っていると、最近そんなことをよく考えるんです。僕もたくさん汁を出させていただいてきました。今度は皆さんの汁を出す「汁の恩返し」みたいなね。そういうのが、もっと増えてもいいわけじゃないですか。汁体験みたいなね。汁が大なり小なり出るっていうのが、パチンコの良さですから。1日打っていても激アツとか金保留あったりしますよね。

昔パチンコホールにイベントとかがあった頃は、怪文みたいなのがあって、それを読み解くとおすすめ機種がわかるみたいな仕掛けがすごい楽しかったので、本当はああいうのが何かできたらいいなと思います。

僕も(パチンコに)たくさん汁を出させて
いただいてきました。今度は皆さんの汁を出す
「汁の恩返し」みたいなことがやりたいなと。 

 

 

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