警察庁が広告宣伝に関する内部通達を公開 広告宣伝に〝緩和〟の兆し

2023.01.26 / 組合・行政

1月25日、警察庁HPに通達「ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて」がアップされた。

これは警察庁が、昨年12月23日に警視庁および道府県警察に通達したもので、パチンコ業界の広告宣伝の取扱いについて具体的な内容が記載されている。業界の広告宣伝に関する警察内部の通達は、通例10年に1度行われ、昨年末が「更新」を迎えるタイミングであった。

今回の通達では、「そもそも広告及び宣伝は、本来営業者が自由に行うことができるものであるところ、ぱちんこ営業における広告及び宣伝については、その方法如何によっては清浄な風俗環境を害するおそれがあること等から、規制がなされている」としながらも、「近年、ぱちんこ業界においては、事業者団体が中心となって様々な自主規制を講じるなど、業界の健全化に向けた取組を推進してきたところ、広告及び宣伝に関する規制についても、一定程度業界における自主的な取組を促しつつ、警察による指導及び取締りについては、規制の趣旨も踏まえて特に対応する必要がある部分に重点を置いて行うことが法の効果的な運用に資するといえる」とし、業界内の自主規制を尊重する姿勢を示した。

これは業界の広告宣伝が厳しく規制された10年前の通達と比べ、少なからず〝緩和〟の兆しを見せるものである。

では広告宣伝の何がどのように緩和されるのかは、ホール4団体広告宣伝ワーキングチームと警察庁とのすり合わせの中で近々にも具体例が示されていくものと思われる。

<※詳細はPiDEA2月号で>

 

 

警察庁, ぱちんこ営業における広告及び宣伝の取扱いについて, 緩和