スマスロ・スマパチはどうなる⁉︎ー3人の有名ライターたちが考えた業界展望

2022.06.22 / 組合・行政

6月22日、東日本遊技機商業協同組合(東遊商)と回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊)商関東甲信越支部が共催で勉強会を「ヒルトン東京お台場」で開催。本会には業界関係者だけでなく、一般ユーザーも無料で招き入れ開催された。

冒頭に行われた全国遊技機組合連合会(略称全機連)の榎本善紀会長の挨拶の中では「最近の機械はファンの方にとっては、面白くなり始めてきていると思います。今後登場するスマートパチンコについて、ファンのみなさまにわかりやすく言えば、今の遊技機より2割増の遊技性能を持って登場させる準備が整ってきています」とスマパチについて新しい情報が語られるなどした。

また、日電協の兼次民喜理事長の挨拶の中では、スマート遊技機を導入するメリットについて「現状、出店する地域にもよりますが、600台前後の店舗を出店する費用は約30億円。また出店しても厳しい競争の中で勝ち抜いていかなければなりません。しかし、スマート遊技機は狭いスペースでも出店が可能なので、駅前のコンビニサイズの一等地にも出店が見込める可能性があります。敷金や家賃のことも考えなければならないが諸々考慮して約1億円で出店が可能です」と今後の店づくりや出店規模の変化を予測する場面も登場した。

左・全機連榎本会長、右日電協兼次理事長

 スマートパチスロ・スマートパチンコはどうなる⁉︎

勉強会の中では、POKKA吉田氏・大崎一万発氏・ヒロシ☆ヤング氏の3名によるトークディスカッションが行われ、今後のスマートパチスロ・スマートパチンコについてどのような期待感があるのかについて話し合われた。

左からPOKKA吉田氏・大崎一万発氏・ヒロシ☆ヤング氏

 3人の中で大きく共通した意見は「玉」「メダル」がなくなることによる快適さについてだ。確かに玉積みやメダルの勝ち盛りなどを好むユーザーも多いが、長時間遊技による疲労の軽減や手間が省けるといった労力は大きい。また、現在の遊技機が抱える重量の問題の解決にもつながるだろう。

ヒロシ☆ヤング氏はスマート遊技機について「昭和の時代には私鉄沿線沿いには100台規模の小さな店がたくさんあった。だから仕事帰りにちょろっと打つという感覚が大きかった。しかし今では大きな店舗にわざわざ打ちに行くという感覚が根強くなってしまっている。(兼次理事長の話を例にとって)駅前にまた小さなパチンコ店が復活していくならば、古き良き時代の良い点だし、復活するのは嬉しい点だ」と述べた。

大崎一万発氏はスマスロについて「リールで見せた演出から、液晶演出へと時代に合わせてパチスロは進化してきた。今回のスマスロ登場は、今までの進化のように新時代への一歩となるのではないか。また今巷で話題のオンラインパチスロへの先駆けになることも予測できる」と自論を展開した。

また、トークの中では今回の業界全体の動きについて語る場面もあり、POKKA吉田氏は「かつて組合同士が手を組んで業界全体の再起に努めることはなかった。それだけ必死になっていることが伝わる。例えば今回の選挙に参加することで今回木村よしお氏が当選したとして、つまんない今のパチスロ環境が早く改善される場合もありますよね。何も変わってなかった場合に文句を言えるのは参加した人だけです。せっかくなら政治に参加しましょう。みなさん期日前投票をしましょう」と参加者に呼びかける場面もあった。

各ホール関係者にとっては「スマート遊技機の導入に関して費用面負担の問題が大きく、6号機時代を生き残るのにもやっとだ、新店の出店どころではない」という意見が多くあがるはずだ。特にパチスロに関しては6.5号機の導入も始まり、どの台が優れていて本当に稼動につながるのかという点も懸念点である。では、費用をかけずに今できることは何か。それは今回の選挙に参加して、木村よしお氏を当選させることだろう。吉田氏の意見の通り、遊技性の改善につながる可能性もある。今、業界が明るい未来を迎えるには我々の行動が必要なはずだ。

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