5月12日、2022年の参院選(6月22日公示、7月10日投開票)に向けて、全日本遊技産業政治連盟(阿部恭久会長)が支援する自民党公認候補・木村義雄氏を励ます集いが都内の「第一ホテル東京」で行われ、会場には全国から200人以上の業界関係者が集まった。
はじめに阿部会長が「この業界を再生していくために皆さんと一枚岩になって木村先生を国政へと業界の代弁者・支援者として送り出そう」と呼びかけた。また、西村拓郎副会長は「パチンコ業界はホールだけでも22万人の雇用を抱える一大産業。加えて納税額、社会貢献額などに対し社会的認知が見合っていない。業界の安定的発展に向けて木村先生が自民党の公認を得たこの大きなチャンスを生かしていこう」と語った。
祝辞では全日本遊技産業政治連盟顧問の野田毅元衆議院議員と田中和徳衆議院議員(風営法議連会長)、および平沢勝栄衆議院議員がそれぞれ次のように語った。
「ストレスが何かと溜まる時代にパチンコのような健全娯楽を育てることが必要であり、大事だ。また、災害時の避難場所の提供などホールは大事な社会貢献の柱のひとつでもある。そんな業界の発言力を高めるためにも、スジを通す人物として役所にも恐れられている木村先生を当選させることは国政にも業界にも大切なことだ」(野田元議員)
「木村先生を再度、国政に押し上げていただきたい。そのことを全日本遊技産業政治連盟はじめ関係団体にお願いさせていただいた。そしてこの度、応援していただけることになった。今日の集いを見て必ず勝てると感じた。この業界の社会への貢献度を考えると、もっと胸を張っていいし、多くの人にその価値を認めてもらうべきだ。風営法議連を強化していくためにも木村先生が必要だ」(田中議員)
「木村先生ほど味方に付けたら心強い人はいない。時代が大きく変わる中で業界がどういう方向へ進んでいくかを考える時に、皆さんの意見を国政で主張してくれる人が必要。業界から票だけもらってなにもしない議員もいるが木村先生は違う。間違いなく働いてくれるだろう」(平沢議員)。
こうした支援の声を受けて木村義雄氏はこう意気込みを語った。
「大きな使命と責任の重さを改めて噛み締めさせていただいた。再チャレンジの機会を与えていただいた皆さんと一緒になって業界の未来のために働かせていただきたい。業界は長い間、大変な苦労を背負ってきた。特にIR法案が審議され、成立したそのとばっちりを受けていわれなき攻めを受けた。それにはまったく理不尽な思いがある。皆さんを担当する役所はもっと業界に手を差し伸べてもいいのではないか。例えば競馬は農林省が徹底的にバックアップしている。競輪や競艇にしても各担当省庁が産業育成に務めている。皆さん方の規制官庁であった役所も今後は理解を示し、変わってくれると思っている。なぜなら社会情勢や経済情勢が大きく変化している状況で、自分たちの担当する産業、〝金の卵を産むニワトリ〟を殺してしまって何の意味があるのか。警察庁も規制官庁から産業育成官庁に変わる時だと強く思っている。そのために大きなうねりを起こす任務に取り組んでいきたい」