ブラウザゲーム「チェッパチ」でギャンブル依存度をチェックしてみた

2022.05.04

4月27日にダイコク電気株式会社(本社・愛知県名古屋市、大上誠一郎代表取締役社長)は、スマートフォンやPCブラウザで楽しめるギャンブル依存症チェックゲーム「チェッパチ」をリリースした。

ダイコク電機のパチンコファン向け情報サイト「データロボサイトセブン」や、パチンコファン向け無料情報アプリ「パチロボ」のTOPページに掲載されたバナーをクリックすることでプレイできる。

同社は「当社グループが携わるパチンコ業界の社会課題である“ギャンブル依存症”への対応策のひとつとして、ギャンブル依存度を手軽にチェックできるゲームを提供することで、社会課題の解決に寄与することを目的としています。また、この取り組みは当社グループのサステナビリティ基本方針から特定したマテリアリティ(重要課題)のひとつ「依存症への対応」として、SDGs目標:12「つくる責任、つかう責任」の取り組みとして位置付けています。今後も当社グループは、事業活動を通じて社会課題を解決し、ステークホルダーの皆さまとともに、持続可能な社会の実現とグループの成長を目指してまいります」と発表している。


実際に依存症チェックをしてみた

チェッパチはプレイヤーが選択する行動を、ギャンブル等依存症スクリーニングテスト(SOGS※)に当てはめ、ギャンブル依存度のチェックを行う。舞台はRPGのような世界観だ。主人公と恋人は3週間後にとなり村の酒場で会う約束をしていた。そこで、主人公は恋人にプロポーズをしようと決めていた。しかし住んでいた村がドラゴンに襲われ着の身着のまま逃げ出すことになった。そこで無一文から3週間以内に指輪を購入し、恋人に婚約を申し込むことがゲームのミッションだ。

ゲームでは1週間ごとに行動スケジュールを任意で組み立て、お金を稼いだりカジノで所持金を増やしたりするのだが、これがなかなか本格的。お金を稼ぐには「ダンジョンの狩場」と呼ばれる場所で仕事を手伝うと週末に手伝った回数に応じて報酬がもらえるといった内容だ。しかし狩場にいくと体力や精神力といったパラメーターが減少する。これらを回復するには宿や酒場に行くと回復するが、もちろんお金がかかる。

※SOGS(The South Oaks Gambling Screen)とは
アメリカのサウスオークス財団がギャンブル等依存症の診断のために開発した、世界的に最も多く用いられているギャンブル等依存症のスクリーニングテストだ。

チェッパチのプレイ画面、スケジュールを組むことで自動的に行動する

いざゲームをプレイ……

 

 

 

 

いやいやいや?結果としてはいいことなんだが、正しい結果じゃない!

ゲームの仕様がかなりしっかりしていて、フラグの概念があるようだ。イベントを経由しないと狩場に入れなかったりカジノに入場できないのだ。それと初回にカジノに入場する際、年齢確認があるのだが、「30代以下」を選択すると入場できないのだ(ダイコクさん!ここ修正して欲しいです!)。

 

さて、正しい結果がでないことには意味がないので、改めて年齢を偽って思い通りにプレイしてみた。

11項目の内、2項目が当てはまった。ギャンブルとの上手い付き合いはできているようだ。これからも毎日安心してホールに遊びに行ける……。ちなみにSOGSは全12問で構成され、5問以上当てはまるとギャンブル依存症の疑いがあるといったテストだ。


ゲームでSOGSに基づくスクリーニングテストができるのは初めての試みだろう。ホールの休憩ルームなどに設置してファンへ気軽にギャンブル依存度を計測できる環境をつくるのもいいかもしれない。ぜひ試してみてはいかがだろうか。

■チェッパチをプレイできるURL

https://bit.ly/3LdmCIX

チェッパチ, ダイコク電気