ついにSH@CK氏の新台ガチ分析データがWEBに登場!
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年明けの1月終盤から「牙狼」のスペックチェンジ機が登場する。
2021年は旧規則機の撤去をきっかけにパチスロ市場が徐々に衰退していった。一方でパチンコ市場は新規則機が良好なパフォーマンスを発揮し、活発化していった。
そんな状況のきっかけを作ったのは、いくつかの機種が想像できるが、ターニングポイントになったのは「牙狼月虹ノ旅人」である。2022年のパチンコ市場を拡大し、ホールの救世主となってくれることを新スペックに生まれ変わる本機にも期待したい。
基本スペック | ||
比較機種 | P牙狼 月虹ノ旅人 絆 | 牙狼 月虹ノ旅人(比較用) |
RUSHタイプ | V確2種LOOP | V確2種LOOP |
通常時大当り確率 | 約1/319.68 | 約319.68 |
RUSH中確率 | 約1/1.08 | 約1/1.08 |
RUSH突入率 | 約53.1% | 約50.0% |
RUSH突入抽選 | 初当り時振分 | 初当り時振分 |
RUSH継続率 | 81% | 81% |
特図1出玉 | 約900個or約450個 | ALL約450個 |
特図2出玉 | 約1,500個 | 約1,500個 |
初当り時 期待出玉 | 約4,501個 | 約4,501個 |
遊タイム | 非搭載 | 通常950回後当選濃厚 |
大当り振分(特図1) | |||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行先状態 | 振分 |
6R | 約900個 | RUSH | 6.2% |
3R | 約450個 | RUSH | 46.9% |
6R | 約900個 | 通常 | 46.9% |
大当り振分(特図2) | |||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行先状態 | 振分 |
10R | 約1,500個 | RUSH | 81% |
10R | 約1,500個 | 通常 | 19% |
前作と非常に近いスペックとなっているが、大きな違いは遊タイムが非搭載となっている点だ。遊タイムがなくなった分、初当りへ全振りした仕様として性能向上をしている。目立つ部分でいうと、通常当選時とRUSH突入時の一部出玉が倍増していることやRUSH突入率も約50%から約53.1%へと若干向上した。
前作を踏襲し演出はほぼ同じとなっているが、液晶構造が大きく異なっている。
本機は前々作シリーズの「冴島」「真牙狼」に搭載されていた液晶ギミック「ギガゴーストビジョン」が採用され、2枚の透過液晶による演出が展開される。シリーズの代名詞となる「牙狼フェイス」も前作とは一変して、牙狼フェイスに映像が投下される。
出玉速度は前作から衰えることなく健在だ。RUSH突入率の向上によりRUSH演出を味わえることもキーポイントとなるだろう。
前作が年末にも増台導入されており、特別訴求の必要はないだろう。
同じ1/319でも遊タイムがなくなったことで本機のセールスポイントがスペック面に集約されることになった。ただし、訴求に関しては注意が必要だ。前作がそのまま市場に残っている状況かつユーザー数も多くいるため、双方を活用していくことが重要となる。
本連載でも当初より強く提唱し続けてきたが、遊タイムとハイミドル機は相性が悪い。ほとんどのハイミドル機に遊タイムが搭載されなくなってきてはいるものの、一切役割がないというわけでもない。双方のスペックの利点を告知してユーザーに選択させるとよいだろう。
世界的な電子部品及び木材・鋼鉄などの資材不足により、メーカーサイドも機種単体で多台数の生産は難しい。本機をメイン機として導入し新台入替投資を抑えることも今後のホール経営を見据えた上では重要といえる。
そして、旧規則機撤去に伴うユーザー離れを防ぐため、「北斗無双」「慶次漆黒」からの誘導先は必要不可欠であり、それを本機が担っていく。
2018年から始まった旧規則機、そして新規則機への移行準備となった2021年。これからは機種ラインナップ、つまり何を導入するかが店舗の魅力に直結するような状況となるだろう。
これまで以上に遊技機の知識の差が営業力の差につながることは間違いない。次のステップへ駆け上がるためには、時代の流れに取り残されないよう機械への理解が重要だ。
2022年も営業に役立つ内容と、業界の将来発展へとつながる情報を本連載ではお届けしていきたい。それでは皆さま 良い年末年始を。