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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
今週は12月4日導入開始予定「Sルパン三世 イタリアの夢」(平和)全国15,000台
キラーコンテンツであるルパンシリーズからパチスロ最新機種がリリース!
パチスロの前作は5.9号機時代後期となる昨年度8月上旬にリリースされた「世界解剖」で、〝新システム搭載〟のコピーが大きく話題となったのが記憶に新しいかと思う。結果こそ奮わなかったものの、リリース直後にはパチスロメーカー団体である日電協から新システム仕様の自粛規制などが出されるなど業界をザワ付かせた機種であった事は間違いない。
過去シリーズ機を振り返るとその時代で王道と呼ばれるスペックとは異なる、一風変わったスペックでリリースされている事が多いルパンシリーズ。本機に関しても現在では類似機種が少ないスペックとなっている。
年末の旧基準機大量撤去に対しての1機種として活躍する事に期待したい!
そんな本機は純増9.0枚のATによる疑似ボーナス機で、基本情報は以下。
《基本スペック》
設定 | ボーナス初当り確率 | 出玉率 |
① | 1/421.4 | 97.3% |
② | 1/396.6 | 99.0% |
③ | 1/367.6 | 101.3% |
④ | 1/337.1 | 104.8% |
⑤ | 1/297.1 | 109.7% |
⑥ | 1/277.3 | 112.8% |
《通常・AT仕様》
50枚ベース | 約50G |
AT仕様 | 押し順1stリール2色目押し |
AT純増 | 約9.0枚(AT状態共通変動なし) |
AT(ボーナス)契機 | ゲーム数/レア役直撃(比率1:1) |
天井 | 最大766+α(内部モードあり、天国時216+α) |
ボーナス概要 | BB:34G(約304枚)、RB:ナビ5回(約60枚) |
初当り時ボーナス比率 | BB:RB=1:1 |
BB当選時の期待枚数 | 約689枚 |
ボーナス連荘仕様 | 1G連(BB) |
1G連抽選仕様 | メイン:BB当選時(BB消化中も抽選あり) |
ボーナス間インターバル | 減少区間なし |
有利区間完走条件 | BB最大7連でED発生で2,400枚獲得(5連時点で到達濃厚) |
通常時フローは最近の機種では珍しく、CZを経由するものではなく規定ゲーム数到達による当選とレア役を契機に前兆を経て当選するもの。
レア役による抽選は3つのレア役(強チェリー・強プラム・ベル)成立後、対応する前兆カウンター33Gのカウントダウンで当否を演出するものとなっている。このカウンターによる抽選は同社機「黒神」同様となっており、カウンター作動中の対象レア役が成立するとボーナス抽選と同時にカウンターを巻き戻す仕様となっている。
さらに通常時は『不二子ポイント』を溜める事で、ポイントに応じてボーナス当選時に「RB→BB変換抽選」「BB時1G連抽選」を行い、1000pt到達でいずれかの当選が確定する仕様だ。同社機ではお馴染み〝展開が悪い状況での救済措置〟として、RB時には1G連ストック特化ゾーン抽選や天国モードへの移行抽選が優遇されている。
今や業界でもお馴染みとなってきた、アニメ4期『青ジャケット』での最新作となり、ファンには嬉しい新たな物語が題材となっている。
フローの特徴である、レア役による『3連サーチカウンター』や『不二子ポイント』、そして『ゲーム数管理』の前兆などの複合により、演出発生頻度は非常に高い仕様。
本機のスペックはボーナスの種類によって大きく展開が左右される事から、ボーナス図柄自動停止時には揃うボーナスの種類や停止箇所により楽しめる作りにもなっている。
本機「Sルパン三世 イタリアの夢」の訴求ポイントは『スペック』だ。
コンテンツは業界問わず知名度があるだけにアイキャッチ程度で十分だろう。
スペックの訴求は何と言っても6号機最高峰となる『AT純増9.0枚/G』だ!そして疑似ボーナス連荘時は全て『1G連』という点は、他のボーナス連荘タイプの特徴とは異なる〝良い点〟として訴求するべきだろう。
遊技を促すにあたり注意すべきは『2色目押し』『不二子ポイント恩恵』『カウンター作動時』『ゲーム数当選比率50%』など、知らなければユーザーが損する点が多い事だろう。
そして個人的には〝開発ミス〟とも感じている、リール配列による小役取りこぼしの注意もある。右リールBAR図柄の目押しナビの際には『遅めに狙う』必要がある事は伝えておくべき事だろう。目標とするBARの下に入賞させるべき図柄が存在しておらず、BAR手前で停止させた時点で小役取りこぼしとなるので注意が必要となる。
CZ経由をメインフローとしたいわゆる〝突破型〟の機種が多い現市場の中では、成立役による抽選は新鮮さがあり4号機時代の主流であった事も考慮するとニーズが上がる可能性を秘めている。6.1号機へと転換する中で、フリーゲームやビデオリールなどが可能となったからこそパチスロ本来の「レバーによる抽選」を重要視したパチスロ開発に期待したい!